ワインの奥深い世界をさまざまな視点や角度からご案内
ホテルオークラ東京では人と出会うように、さまざまなワインに出会っていく、ワインの奥深い世界をさまざまな視点や角度からご案内するニュースレターを隔月でお届けいたします。
◆「ワインの句読点」 ワインの中へ旅するコラム Vol.5
ワインの味は、よく変わる?
それぞれの産地、造り手、ぶどう品種、年などによって
ワインのおいしさは生まれます。
しかし、そのおいしさがいろいろと変わってしまう場合があることをご存知ですか。
たとえば緑あふれる山の中、清流の音を聞きながら飲むワインは、
どんなものでもおいしいと思えてくる。
あるいは夏の昼。海が目の前に広がるオープンテラスでは、
とても貴重な赤ワインより、やはり、さっぱりとした白ワインの方を飲みたくなってしまう。
レストランのソムリエから、予備知識を聞きながら飲むワインと、
家で、後かたづけのことを気にしながら飲むのとでは、
同じものでも全く違う味のように感じてしまう…。
つまり、ワインのおいしさは気持ちに大きく左右されるのです。
「渋いな」と思っているところに「このワインは、渋みが特長です」と
ソムリエが言えば「渋みを味わってみよう」と思うように…。
ワイン本来の持つおいしさも大切ですが、どんな気持ちで飲むかが、
愉しくつきあっていく秘訣の1つ、ではないかと思います。
◆必ず伝えたい珠玉の一本
Dom Ruinart Rose 90
最古のシャンパーニュメゾン。ロゼの熟した果実味とベリー系のやさしい余韻がつづく味わいが特徴。
シャンパーニュの感動を味わうには最上の一本であり、今までに私が一番感動したロゼシャンパーニュ。
初めての方でも、一瞬にして虜になる瞬間がワインにはあります。ワインの出会いに乾杯!
品種: シャルドネ83%、ピノ・ノワール17%
入手:僅かにワインショップのセラーか、こだわりのレストランで眠っているかもしれません。
ソムリエ 新堂 裕一(中国料理 桃花林)
◆注目のワインイベント
“Wine Cruise Season 16”(2014 10/1~12/31)
5大シャトーの夕べ
日時:12月12日(金)
会場:フランス料理「ラ・ベル・エポック」(別館12階)
お問い合わせ:(03)3505-6073
1855年のメドックの格付けより、不動の地位を築きあげた、
フランス・ボルドーの5大シャトー。
2008年の各ヴィンテージを一夜でお愉しみいただけるイベントです。
ボルドー・メドックのワインの頂点に立つ、
5つの味わいを比較しながらご賞味いただけます。
また、こちらのワインイベントのためにご用意した
ラ・ベル・エポックのお料理とのマリアージュをご堪能ください。