産経新聞社が発行する月刊音楽雑誌「モーストリー・クラシック」10月号(公式サイト: http://www.mostly.jp/ )が、8月20日に発売されました。今号の特集は「ピアノ・ソナタの魅力」。ほとんどの作曲家は、音楽の形式の1つ、ソナタ形式で書かれたピアノ・ソナタを作曲しています。

このジャンルの代表作はベートーヴェン(1770-1827)の32曲のピアノ・ソナタです。ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」、第14番「月光」、第21番「ワルトシュタイン」、第23番「熱情」などのタイトルを聞いたことがある人も多いはず。
ベートーヴェンは新しいアイデアを次々とピアノ・ソナタの作曲で実践していきました。「40年に及んだピアノ・ソナタの創作はベートーヴェンにとって長い冒険の旅だった。18世紀的なサロン音楽であったピアノ・ソナタを一級の芸術表現にまで高めた」と音楽評論家の平野昭氏は言います。
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲を演奏すること、そして録音することはピアニストにとって1つの勲章です。4種類の全集録音をリリースしているバレンボイム、1975年から2014年まで39年もかけて1つの全集を作ったポリーニと、取り組み方はピアニストによってさまざまです。
特集では他に、ハイドン、モーツァルト、シューベルト、ショパン、リストらそれぞれ個性豊かなピアノ・ソナタを取り上げています。
発 行:産経新聞社
発 売:日本工業新聞社
定 価:1030円(税込み)
お問い合わせ:モーストリー・クラシック編集室(電話03・3243・8503、平日10~18時)
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