資生堂は、フランス人クリエーターのセルジュ・ルタンス氏とラグジュアリーフレグランス(高級香水)と化粧品で知られる「セルジュ ルタンス」ブランドの商標権買い取りに合意しました。このブランドは、同氏と資生堂が共同で開発したもので、商標権買い取りについては本年3月から交渉を進めていたものです。
今回の合意により、資生堂はブランドへのより積極的な投資が可能となり、世界の主要都市に直営店を出店するなど、現在世界の35カ国・約2000店で展開しているブランドのプレステージ性を保ちながら、顧客接点をさらに拡大していく計画です。資生堂は、「希少かつ豪華」というブランドコンセプトを保ちながら売上を高めていくため、商標権の買い取りが最善の選択であると判断しました。
ルタンス氏はブランドのクリエイティブ ディレクターを引き続き務め、ブランドの精神とスタイルを伝達していきます。
《セルジュ・ルタンス氏と資生堂》
その独特のクリエーションにより業界で名を馳せていたフランス人クリエーターのセルジュ・ルタンス氏と資生堂の関係は1980年にまで遡ります。資生堂が1980年に欧州市場への本格進出を成功させ、その後のグローバル化を加速させることができたのは、同氏の功績に拠るところが大きいと言えます。
2000年には同氏は資生堂グループの協力により、自身のブランド”Parfums Beaute Serge Lutens”(後に”Serge Lutens”に改称)を立ち上げました。
《セルジュ・ルタンス氏について》
1942年フランス、リール生まれ。1968年から12年間、クリスチャンディオールのメーキャップ商品開発のアートディレクターを務めた後、1980年、資生堂の欧州本格展開時のイメージクリエーションを契機に資生堂と契約。その後、約20年間、資生堂のグローバルイメージとビジュアルアイデンティティを担当した。
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