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狂言の「人間国宝」山本東次郎が渾身の十二曲を選定!自身が復曲した独り狂言「東西迷」を上演。

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横浜能楽堂企画公演「東次郎 家伝十二番」

横浜能楽堂では、企画公演「東次郎 家伝十二番」と題し、狂言方大蔵流の「人間国宝」山本東次郎の後世に伝えたい曲を、2019年4月から1年をかけ、毎月1番ずつ上演しています。
10月26日(土)に開催される第7回公演では、2006年に東次郎自身が復曲した独り狂言「東西迷(どちはぐれ)」を上演します。

4月から1年間、狂言方大蔵流の「人間国宝」の四世山本東次郎が、東次

郎家に伝わる曲の中から渾身の十二番を選び、毎月自ら演じます。
山本東次郎家は、江戸時代から「武家式楽」の伝統を継承する大蔵流狂言の家柄。「乱れて盛んならんよりは、むしろ固く守って滅びよ」を信条とし、品格のある硬派な芸風を守り続けています。
通常、能と一緒に演じられることの多い狂言。その内容からシリアスな能に対してコミカルな狂言などと言われることもありますが、単におもしろおかしいことをして笑わせるのではなく、狂言は人間の機微を描いた心理劇であると四世東次郎は言います。
狂言のもつ普遍性は、現代社会に生きる私たちに、気づきや戒め、ときに救いを与えてくれます。そうした狂言への深い洞察と愛情がうかがわれるその表現は、長年にわたり多くのファンを魅了し続けています。
第7回は、2006年に東次郎自身が復曲した独り狂言「東西迷」を上演します。人間心理の愚かさや葛藤をたった一人で演じ切るという狂言の表現様式を極めた演技で観客の想像力を大いに刺激する独り狂言。山本東次郎の芸の神髄を堪能できます。当日配布のパンフレットには、選曲理由を綴った東次郎自身の文章を掲載します。

狂言「東西迷(どちはぐれ)」あらすじ
住持(住職)は、ある有徳人(裕福な人)から千僧会という大法会に呼ばれ、参加を承諾します。しかし、その日は常斎(檀家が供する毎月の食事)の日と重なっていることに気がつきます。日常を支え、手厚いもてなしを受けられる斎と、名誉の晴れ舞台であり、布施ももらえる法会との間でどちらに参加するべきか住持は悩みに悩みます。『虎明本』をもとに2006年に山本東次郎が復曲した独り狂言。

[表1: https://prtimes.jp/data/corp/14302/table/541_1.jpg ]

[表2: https://prtimes.jp/data/corp/14302/table/541_2.jpg ]

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