来月9月17日（日）・18日（月・祝）、東京・曳舟文化センターにて、宮本亜門演出の朗読劇『画狂人 北斎』が上演されます。
本公演は今年2017年1月、北斎生誕の地・東京都墨田区にある「すみだ北斎美術館」にて初演。そして先月7月にはイギリス大英博物館にて上映され好評を博しました。
「25年来の北斎ファン」という宮本。「調べれば調べるほど面白い人。こんなスケールの人、今の日本にもなかなかいない」と北斎の魅力にとりつかれ、この朗読劇を完成させました。物語の舞台は博物館の講演会場。北斎の真実を追い求める葛飾北斎研究家と助手、そして激動の時代に翻弄される晩年の北斎がクロスオーバーしていきます。彼らが最後にたどり着くのは……。
出演は志賀廣太郎、中嶋朋子、池内万作、菊地創、秋月三佳、松崎颯。天保の飢饉により出版統制となり、江戸から逃れなお、描き続ける北斎。彼はなぜ描くか。人はなんのために絵を描くのか。舞台前面に投影される北斎の絵が圧倒的なスケールで迫りくる。北斎にとりつかれた男・宮本亜門が平成に紡ぎだす北斎の世界をぜひご覧ください。
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