現在開催中の横浜美術館コレクション展「ヨコハマ・ポリフォニー:1910年代から60年代の横浜と美術」(~2021年2月28日[日])では、関連プログラムとして映像による「オンライントーク」3本の配信を開始しました。

「オンライントーク」は、さまざまな切り口で出品作品の見どころや楽しみ方をご紹介するシリーズ映像です。
鑑賞をより豊かで多様なものとすることを目的に横浜美術館のエデュケーター(教育普及担当)が制作を行いました。作品解説をはじめ制作技法やモチーフになった場所からも作品の魅力に迫ります。ご来館の前後やさまざまな理由で美術館へいらっしゃることのできない方にも、ご自宅などで当館のコレクションに親しんでいただけます。
横浜美術館は、大規模改修工事のため2021年2月28日(日)をもって休館し、2023年度中の再オープンを目指します。休館前最後の展覧会となる本展を、「オンライントーク」とあわせてお楽しみください。
<動画テーマ>
1.林敬二氏 自作を語る
2.長谷川潔の作品と技法
3.奥村泰宏と横浜
「オンライントーク」詳細はこちら:
https://yokohama.art.museum/exhibition/index/20201114-568.html#onlinetalk
林敬二氏 自作を語る

特集展示の出品作家である画家・林敬二(はやし・けいじ)氏が、生まれ育った横浜の地や川村信雄画塾と東京藝術大学での思い出、画家としての信念や出品作「漾々(ようよう)・アイボリーブラック」シリーズについて語ります。
▶映像はこちら https://youtu.be/oax4gSUNjAQ

林敬二:
1933年横浜市生まれ。1954年に東京藝術大学美術学部油画科に入学し、在学中に独立美術協会に活躍の場を得る。東京藝大の助手をつとめたのち、1964–67年にイタリアへ留学し、テンペラ技法を学ぶ。第57回(平成20年度)横浜文化賞受賞。
長谷川潔の作品と技法

日本を代表する銅版画家・長谷川潔(はせがわ・きよし/1891–1980)の作品《アレキサンドル三世橋とフランスの飛行船》(1930年制作)を中心に、作品で使われているメゾチント(マニエール・ノワール)などの技法を実演を交えてお伝えします。
▶映像はこちら https://youtu.be/1exkQOuIWQg
奥村泰宏と横浜

横浜で生まれ育った写真家・奥村泰宏(おくむら・たいこう/1914–1995)による、戦後の横浜の姿を捉えた写真数点から、現在にもつながる横浜の街の歴史を紐解くとともに、奥村独自の視点に注目します。
▶映像はこちら https://youtu.be/UcAoJz7MfX4
※この動画は、神奈川県の文化芸術活動再開加速化事業補助金を受けて制作しました。

開催概要
横浜美術館コレクション展「ヨコハマ・ポリフォニー:1910年代から60年代の横浜と美術」
本展では、横浜とゆかりある作家たちを中心に光をあて、彼らの証言や表現、関係の深い作家による創作の連なりを約150点の所蔵品により追うことで、横浜の地をひとつの手がかりに、大正期から高度経済成長期に至るまでの横浜のアートシーンを探訪します。
[表: https://prtimes.jp/data/corp/14302/table/699_1.jpg ]