2022年5月29日(日)【諏訪湖周辺】
ながの海ごみゼロプロジェクト実行委員会は、春の海ごみゼロウィークに合わせ、5月29日(日)に諏訪市、岡谷市、下諏訪町と連携し、長野県最大の湖、諏訪湖で秋の一斉清掃を実施しました。
このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催しました。

イベント概要
・開催概要:岡谷市、諏訪市、下諏訪町と連携し、長野県最大の湖、諏訪湖周辺で春の一斉清掃および美化活動を実施
・日程:5月29日(日)
・開催場所:諏訪湖周辺
・参加人数:約3000名
・協力団体:岡谷市、諏訪市、下諏訪町
「上流県ながのから海をキレイに」をテーマに自治体と連携
諏訪湖は、太平洋の遠州灘に注ぐ天竜川の源流です。さらに県内31の河川が流れ込む湖です。近頃では、諏訪湖の湖底からもマイクロプラスチックごみが発見されるなど、ごみ問題の解決は急務です。
「上流県ながのから海をキレイに」をテーマに、ながの海ごみゼロプロジェクトと諏訪湖周辺の自治体が連携をし、清掃活動を通じて市民のみなさんに未来の諏訪湖を考えると共に、海洋ごみ問題を解決するため一斉清掃を行いました。

約1000人で500kgのごみを収集
当日は晴天に恵まれたくさんの市民の方が参加してくれました。このうち岡谷市では、今井竜五市長も参加しての清掃活動になりました。今井市長は、「諏訪湖からもマイクロプラスチックが湖底から検出されているという状況があり、私たちの清掃活動によって取り除き、太平洋に注がないような努力を積み重ねていって、世界の環境問題に、私たちも一緒になって取り組んでいきたい」と話しました。岡谷市では1000人の市民が参加し、およそ500kgのごみを拾いました。ごみの中には、湖に意図的に捨てられた金属片などがあり、浄化が進んだ諏訪湖においても、まだまだごみが多いという印象でした。
諏訪湖周辺は毎年様々な団体で清掃活動を行っています。ごみは年々減少傾向にありますが、今後も市民一人一人が環境への意識を高め、綺麗な諏訪湖と自然を守っていかなければなりません。海なし県である長野県からも海洋ごみ削減に向けた活動について考えていく機会として、こういった活動を継続していくことが大切だと一人一人が実感できる機会となりました。

参加者の声
・一見するとキレイな諏訪湖もよく見るとあちらこちらにごみが落ちていたのが驚いた。(高校生)
・かつてはひどい汚れで嫌な臭いが漂っていた諏訪湖が年々キレイになり、美しさを取り戻している。市民の美化活動があってこそ。これかも続けていきたい。(50代)
・これからも諏訪湖をキレイにしその先の天竜川、太平洋へとごみが流れないようにしたい。(40代)
<団体概要>
団体名称:ながの海ごみゼロプロジェクト実行委員会
設立:2021年4月1日

CHANGE FOR THE BLUE
国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」が推進しているプロジェクトです。
海の豊かさを守り、海にごみを出さないという強い意思で日本全体が連帯し、海に関心を持つ人を増やし、海の未来を変える挑戦を実現していきます。
https://uminohi.jp/umigomi/

日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/