2023年10月8日(日)12時30分~ <開催場所:秋田市にぎわい交流館3Fホール>
あきた海ごみゼロプロジェクト実行委員会は、秋田県の海岸に季節的に出現すると言われる全国的にも珍しい、砂浜の斜面にごみが埋まっている層「ごみ地層」に関しての調査を、秋田の海岸沿いにある秋田県立大学・エコの環サークルの協力を得て行いました。調査では、ごみが多く「ごみ地層」があると見られる場所を絞り込み、掘削してごみの量や種類などを調べました。5月と7月に掘削した地層からは、国内外から漂着した大小様々なプラスチックごみや発泡スチロール、ペットボトル、空き缶、空き瓶が回収されました。報告会では、生痕化石ともいわれる「ごみ地層」が秋田沿岸にできるメカニズムやごみの堆積状況、海洋プラスチック(マイクロプラスチック)が私達や海洋生物、海に及ぼす影響を報告すると共に、キレイな海を次世代へ繋ぐために、私たちが出来ることについてを発表します。
このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。
公式サイト: https://www.akita-abs.co.jp/blog/umigomizero/
公式SNS: https://twitter.com/akita_umi

数少ない貴重なごみ地層サンプルを基に慎重かつ丁寧な調査に取り組む学生達
5月、7月の調査で掘削した地中からは、ペットボトルや発泡スチロール、大量の小さなプラスチックごみなどが見つかりました。砂から草木を取り除き、ふるいにかけサンプルを採取。さらに採取したサンプルの 洗浄も行い、プラスチック素材は種類別に仕分けし、マイクロプラスチックについての調査も実施しました。3回目のごみ地層の掘削を予定していた7月15日、秋田の中心部を襲った記録的大雨で、複数の河川が氾濫、床上・床下浸水など被災家屋は過去最多の被害をもたらしました。7月、8月と相次いだ記録的な大雨の影響で「ごみ地層」が崩壊したこともあり、大雨前に採取した貴重なサンプルを基に慎重な調査作業となりました。この度、10月8日(日)に、本調査結果の報告会を実施いたします。
<イベント概要>
[表: https://prtimes.jp/data/corp/77920/table/2056_1_b29e52ba688ed7c22e98a93a85aaa836.jpg ]
<団体概要>
団体名称:あきた海ごみゼロプロジェクト実行委員会
URL:https://www.akita-abs.co.jp/blog/umigomizero/
活動内容:海洋ごみの7~8割は街を起点に、内陸部の川を伝って海へと流出している。 海岸沿い以外にも内陸部での活動にも力を入れ、海ごみ削減を呼びかけて盛り上げていく。これらの事業を多種多様な業界と連携を図り行うことで、秋田県の海洋ごみの現状を把握し、より多くの県民にふるさとの海を大切にするマインドを醸成する。

CHANGE FOR THE BLUE
国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。
産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。
https://uminohi.jp/umigomi/

日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/