2026年2月の平均時給は1,298円と4カ月連続で減少。[飲食・フード]では、7カ月連続で増加し、過去最高額を更新。宿泊税が引き上げられた「京都」の平均時給は、1,279円で前年同月比36円増

株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:粟井俊介)は、「2026年2月度アルバイト平均時給レポート」を発表しました。本調査は、アルバイト・パート求人情報サイト『マイナビバイト』(https://baito.mynavi.jp/)に掲載された求人広告データを集計したものです。
----------------------------------------
【TOPICS】
◆2026年2月の平均時給は1,298円で、4カ月連続で減少。消費税ゼロ案の影響が注目される[飲食・フード(1,208円)]では、7カ月連続で増加し、過去最高額を更新【図1、2、3、4】
◆「北海道・東北」の求人件数は前年から1.04倍。飲食業や販売業の求人増加が牽引【図5、6】
◆三大都市圏の平均時給は1,333円。[配送・引越・ドライバー]では、前月から90円減少【図7、8】
◆【今月のTOPIC】2026年3月に宿泊税が引き上げられた「京都府」に注目。京都の平均時給は、1,279円で前年同月から36円増【図9】
----------------------------------------
【調査概要】
◆2026年2月の平均時給は1,298円で、4カ月連続で減少。消費税ゼロ案の影響が注目される[飲食・フード(1,208円)]では、7カ月連続で増加し、過去最高額を更新
2026年2月の平均時給は1,298円となり、前月から12円減少した。2025年10月に過去最高額を更新して以降、4カ月連続で減少が続いている。
職種(大分類)別では、政府・与党で進むとされる「食料品の消費税ゼロ案」をめぐり、影響が注目される[飲食・フード]が1,208円(前月比:1円増、前年同月比:50円増)で、7カ月連続で増加し、過去最高額を更新した。ほか、[販売・接客・サービス(1,221円)]や、[レジャー・アミューズメント(1,258円)]でも高水準が続いた。
特に[レジャー・アミューズメント]では、求人件数が前月比で1.69倍、前年同月比で1.54倍と大きく増加しており、時給と求人数の双方にその動きが表れていると考えられる。この職種は夜勤業務が発生するなど、年齢要件を含む募集規則が設けられるケースも多いことから、受験シーズン終了を前に、春先に向けて大学生アルバイトを早期に確保しようとする企業側の意図もうかがえる。
そのほか、前月比は全16職種のうち9職種が増加、7職種が減少。前年同月比は12職種が増加、4職種が減少となった。【図1、2、3、4】
【図1】

【図2】

【図3】

【図4】

◆「北海道・東北」の求人件数は前年から1.04倍。冬季観光需要の高まりか飲食業や販売業の求人増加が牽引
エリア別平均時給では、「中国・四国」が1,212円となり、前年同月(1,132円)から80円増加し、全エリアの中で最も増加額が大きかった。次いで「九州・沖縄」が1,188円(前年同月比:59円増)、「北海道・東北」が1,186円(前年同月比:56円増)となった。
求人件数では、前年同月比で「北海道・東北」が1.04倍となった。特に北海道での増加が牽引しており、雪まつりやウィンタースポーツなどの冬季観光需要の高まりを背景に、飲食業や販売業を中心に採用活動が活発化したことが、求人件数に加え、平均時給の押し上げにつながっていると考えられる。【図5、6】
【図5】

【図6】

◆三大都市圏の平均時給は1,333円。[配送・引越・ドライバー]では、前月から90円減少
三大都市圏※1の平均時給は1,333円(前月比9円減)で、4カ月連続の減少となった。
しかし、全国平均(1,298円)と比べると、35円高い結果となる。
職種(大分類)別では、[飲食・フード]が1,242円となり、7カ月連続で増加し、過去最高額を更新した。
一方で[配送・引越・ドライバー]は前月から90円減少し、1,266円となり、全職種の中で最も減少がみられた。
2024年問題への対応が一巡し、採用・運行体制の見直しが進んだことに加え、外国人材の活用や近距離・中距離配送へのシフト、また正社員雇用への移行等が、アルバイト求人の平均時給減少に影響した可能性が考えられる。
そのほか、前月比は全16職種のうち10職種が増加、6職種が減少。前年同月比は12職種が増加、4職種が減少となった。【図7、8】
※1:三大首都圏:日本の三大都市(東京・名古屋・大阪)が位置する首都圏・東海・関西の総称
【図7】

【図8】

◆【今月のTOPIC】2026年3月に宿泊税が引き上げられた「京都府」に注目。京都の平均時給は、1,279円で前年同月から36円増
3月に宿泊税の大幅引き上げがあった「京都府」に注目した。
「京都府」の平均時給は1,279円となり、前月比では15円減少したものの、前年同月比では36円増加となった。
職種別では[レジャー・アミューズメント(1,240円)][飲食・フード(1,197円)][警備・清掃・ビル管理(1,224円)][配送・引越・ドライバー(1,225円)]が前月比・前年同月比いずれも増加する結果となった。
宿泊税の引き上げを背景に、観光関連需要の動向が注目される中、観光産業やフードビジネスを中心に、今後の平均時給や求人動向にどのような影響が及ぶのか、引き続き注視していきたい。【図9】
【図9】

【調査担当者コメント】

2026年2月の平均時給は、4カ月連続で減少する結果となりました。
4月から給与改定を行う企業が多い中、最低賃金改正時期にみられた上昇の流れはやや落ち着いている印象がうかがえます。
こうした中で、[飲食・フード]は7カ月連続で平均時給が上昇しています。他の職種と比較すると、依然として時給水準は低い分類に位置していますが、人材確保や既存人材の定着を意識した対応に加え、春闘を通じた賃上げの流れや最低賃金引き上げへの対応など、複数の要因が重なった結果として、募集時給を引き上げる動きが続いているものと考えられます。
[飲食・フード]は、アルバイト就業者の中でも実際に就労している人の割合が高い職種であり、同分野における時給や求人動向は、アルバイト就業者全体に与える影響も相対的に大きい傾向にあります。
現在議論されている「食料品の消費税ゼロ案」をはじめとした政策動向や、近年続く賃上げ・最低賃金の上昇基調が、今後、飲食・フード分野における求人件数や募集時給にどのように反映されていくのかについて、引き続き動向を注視していきます。
キャリアリサーチラボ 研究員 嘉嶋麻友美
----------------------------------------
『2026年2月度 アルバイト・パート平均時給レポート』
【調査期間】 2026年2月1日(日)~2026年2月28日(土)
【集計対象データ】 該当月に、弊社アルバイト情報サイト『マイナビバイト』に掲載された求人情報から、
下記除外対象データを除き集計。
※除外対象:給与区分が時給以外、給与金額が3,001円以上、雇用形態がアルバイト・パート以外
【集計対象エリア】 全国47都道府県
関東:東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、栃木県、茨城県、群馬県
関西:大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県
東海:愛知県、静岡県、岐阜県、三重県
北海道・東北:北海道、宮城県、青森県、岩手県、秋田県、山形県、福島県
甲信越・北陸:新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県
中国・四国:広島県、岡山県、鳥取県、島根県、山口県、香川県、徳島県、愛媛県、高知県
九州・沖縄:福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
【調査機関】 自社調べ
※調査結果の詳細はこちら
(https://career-research.mynavi.jp/reserch/20260313_108593/)
----------------------------------------