JAF(一般社団法人日本自動車連盟)岡山支部(支部長 梶谷俊介)は、梅雨時も車が安全・快適に走行できるようにするため、「タイヤ」の点検を呼び掛けています。
昨年6月、岡山県内におけるJAFロードサービス出動件数は2,164件。出動内容で最も多かったのは「タイヤのパンク、破裂、空気圧不足」(514件 構成比23.8%)でした。
点検のポイントは、「残り溝」と「空気圧」です。

タイヤの溝には、濡れた路面の水を掻き出し、タイヤを路面にしっかり接地させる役割があります。
残り溝が少ないと、路面の水が十分に掻き出せないため、路面とタイヤの間に水が入り込み、タイヤが路面に接地せずに浮いてしまうため、スリップなどにつながり大変危険です。
「残り溝」と合わせて重要なのが「適正な空気圧」です。車のタイヤも自転車のタイヤと同じように自然に空気が抜けていきます。毎月1回程度は、給油と合わせて空気圧を点検しておくと安心です。
【摩耗タイヤ 濡れた路面での停止距離は、新品タイヤの1.7倍に!】
JAFユーザーテストにおいて、濡れた路面で時速100kmからフルブレーキをかけた際の制動距離を比較したところ、摩耗タイヤ(2分山)の制動距離は新品タイヤの1.7倍(47.6m→70.5m)に達し、雨天時における摩耗タイヤの危険性が、改めて明らかになりました。

異常を発見した場合は、自動車販売店や整備工場などでチェックを受け、必要な場合は早めに交換してください。
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