トレンドニュースサイト STRAIGHT PRESS【 ストレートプレス 】

株式会社 日立情報通信エンジニアリング

リアルタイム情報で電力制御・管理を最適化する標準基盤を使用し短期間で導入可能な「エネルギーマネジメントシステム構築サービス」を販売開始

このエントリーをはてなブックマークに追加

工場などの拠点単位で電力を管理・運用しコスト削減・業務効率化を実現


エネルギーマネジメントシステムの全体構成例(上位の管理システムとLocal EMS、各種機器・設備の連携イメージ)

 株式会社日立情報通信エンジニアリング(以下、当社)は、メニューベースエンジニアリングサービス*1の新たなラインアップとして、工場やビルなどの拠点で、EV充電器・充放電器のほか、さまざまな設備の電力需要や太陽光発電の予実測情報を収集し、電力の制御・管理を最適化する「エネルギーマネジメントシステム構築サービス」を12月22日より販売開始します。
 本サービスはメニューベースエンジニアリングサービスの特長である短期間導入が可能であり、上位の管理システム*2とも連携して拠点ごとに設備やEV充電器・充放電器などの機器を一括制御・管理し、電力使用量や充電計画をリアルタイムに最適化することで、電気料金の低減や業務の効率化、および環境価値の創出を実現します。
*1 メニューベースエンジニアリングサービス:ハードウェア・ソフトウェアの開発・設計における、お客さまの共通課題の解決策をメニュー化したサービス
*2 上位の管理システム:EV車両運行管理システムやBEMS (Building Energy Management System)など
■背景とサービスの構成
 昨今、カーボンニュートラルの実現やGX(グリーントランスフォーメーション)戦略の推進により、再生可能エネルギーの活用やEVの普及が加速しており、工場やビルなどの拠点ごとのエネルギー管理や電力コスト削減の重要性が高まっています。
 これらのニーズにお応えするため、当社が有するエネルギーマネジメント製品に関する複数の技術と長年培ってきた豊富な開発・設計業務ノウハウを生かした「エネルギーマネジメントシステム構築サービス」を「メニューベースエンジニアリングサービス」として提供します。「メニューベースエンジニアリングサービス」は、ハードウェア・ソフトウェアの両面で開発のサポートを行うことにより、お客さまの要望に合わせた高信頼で最適なサービスを短期間で提供することが特長のサービスです。
 「エネルギーマネジメントシステム構築サービス」は、最適な電力需給を計画・制御・管理する「Local EMS」を標準基盤とし、お客さまのニーズに合わせた、設備・機器と連携するためのアダプターを開発・接続することで、開発コスト低減・短期間での導入を実現します。
 また、当社の「EV充放電の群管理アプリケーション」と組み合わせることで、多数のEV充電器・充放電器を一括制御しEVの充電電力量を最適に制御し、電気料金を低減することも可能です。
■「エネルギーマネジメントシステム構築サービス」の特長
(1)拠点での電力を最適制御
 ・拠点ごとに設置し、リアルタイムで設備・EV充電器・充放電器などを直接制御
 ・上位の管理システム(EMS/BEMS/EV車両運行管理システムなど)とも連携し、全体最適化を支援
(2)多様な設備を一括管理
 ・異なるメーカー・機種が混在する拠点でも一括管理が可能
  (EV充電器・充放電器は最大50台まで、当社のアプリケーションで制御可能)
(3)電気料金低減
 ・電力ピークカット、再生可能エネルギーの最適利用により、経済・環境両面で価値を提供
  また、EVや蓄電池との組み合わせによりBCPにも対応可能
(4)各種システム・設備・機器との連携は柔軟に対応
 ・アダプターは、各種プロトコルに合わせカスタマイズ可能
  (EV充電器・充放電器はOCPP*3/ECHONET-Lite*4標準対応)
  *3 OCPP (Open Charge Point Protocol):EV充電器・充放電器を管理するための国際標準通信プロトコル
  *4 ECHONET-Lite:家庭やビルなどのエネルギー機器や家電製品をネットワークでつなぎ、情報のやり取りや制御を可能にするための国内標準の通信プロトコル
(5)短期間で導入可能
 ・お客さまの現場環境に合わせて、必要なアダプターを開発し、標準基盤「Local EMS」に接続することで柔軟なカスタマイズと短期間での導入を実現
■本サービスの適用例(ユースケース)
 工場・ビル、集配事業所、小売店舗チェーンなど、業界・規模を問わず多岐に渡るユーザーに向けたエネルギーマネジメントが可能です。
(1)工場・ビル
 ・設備、機器の電力使用量をリアルタイムで監視・制御し、電気料金削減・再エネ電力の最適利用・省エネを実現
(2)集配事業所
 ・EVトラックの運行管理システムと連携し、契約電力範囲で電力を最適配分し、充電電力のピークをカット・シフト
 ・車両を使いたい時刻を入力し、指定の時刻までに充電を完了
■今後の展開
 当社は、電力制御を実現するパワーエレクトロニクス技術、EVほかさまざまなバッテリーの制御技術、各種ハードウェア開発経験を生かしたフィードバック・フィードフォワード技術を保有しています。この3つの技術はエネルギーマネジメント事業において重要な要素技術であり、これらの技術を連携させたノウハウを活用することが当社の強みです。
 今後、この強みをさらに伸ばすとともに、パートナー各社と広くオープンな連携を行い、お客さまのメリットを最大化するとともにエネルギーマネジメント関連技術の展開をめざします。
 また、これらの豊富な経験とノウハウを活用し「メニューベースエンジニアリングサービス」のラインアップを拡充、お客さまの要望に合わせた高信頼で最適なサービスをスピーディーに提供してまいります。
■「エネルギーマネジメントシステム構築サービス」のメニュー
[表: https://prtimes.jp/data/corp/69738/table/42_1_796d29d4fa2753e843d677d237d268a3.jpg?v=202512221145 ]
*5 オプション項目です。
*6 デマンド値:30分ごとの平均使用電力量(内、月間で最も大きい値は、電気の基本料金の算出元となる最大デマンド値)
■関連ページ
- 「エネルギーマネジメントシステム構築サービス」について
https://www.hitachi-ite.co.jp/lineup/engineering/service/ems_construction/index.html
- 「メニューベースエンジニアリングサービス」について
https://www.hitachi-ite.co.jp/lineup/engineering/service/index.html
- 「EV充放電の群管理アプリケーション」について
https://www.hitachi-ite.co.jp/products/energymanagement/evcharge/index.html

■商標に関する表示
記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
■日立情報通信エンジニアリングについて
 エンジニアリング × ネットワーキングの強みを融合させ、獲得したケイパビリティを生かすとともに、OT × DX、さらにAIを活用し、受託開発・エンジニアリングサービスを提供、パートナーとともにデジタル社会の発展に貢献します。詳しくは、日立情報通信エンジニアリングのウェブサイトをご覧ください。
■お問い合わせ先
株式会社日立情報通信エンジニアリング
https://www.hitachi-ite.co.jp/inquiry/newsrelease.html

---------------------------------------------------------------------------------------------------------
このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URL 等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。
---------------------------------------------------------------------------------------------------------

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ

最新情報をTwitterで受け取ろう!
最新情報をFacebookで受け取ろう!
前の記事
一覧へ戻る
次の記事