-アセットライト化によりソリューション開発に海外の経営資源を集中-
大崎電気工業株式会社(以下「当社」)は、海外事業を展開する当社連結子会社 EDMI Limited(本社:シンガポール、以下EDMI社)が保有する製造子会社EDMI Electronics Sdn Bhd(本社:マレーシア、以下EESB社)の全株式をCicor Technologies Ltd.(本社:スイス、以下Cicor社)の子会社である、Cicor Asia Pte. Ltd.(本社:シンガポール、以下Cicor Asia社)へ譲渡することを決定いたしました。
当社は本件を海外スマートメーター事業の競争力強化と収益力向上に向けたビジネスモデルの戦略的な改革と位置付けており、本株式譲渡と製造委託体制への移行を通じて海外におけるアセットライト化を推進し、製品、ソフトウェア、エッジインテリジェンスおよびグリッドソリューションの開発など、競争優位領域への経営資源集中を図ります。
記
I.本施策の概要
- EDMI社の製造子会社であるEESB社の全株式をCicor Asia社へ譲渡します。(株式譲渡契約締結日:2026年7月29日/譲渡実行予定日:2026年10月30日)
- 本件における譲渡価額は7百万米ドル(約1,085百万円※)です。
※当社想定為替レート 1米ドル=155円で円換算
- ESB社が担ってきた生産機能については、Cicor社グループとの製造委託契約に基づきCicor Asia社へ移管します。(現在、同社との製造委託契約の締結に向けた準備を進めています)
- EESB社は当社海外事業の最大市場であるオセアニア向け製品を生産している海外の主力工場です。(オセアニアでの売上高はEDMI社の売上高の約5割、当社メーター事業の連結売上高の約2割を占めております)
- 契約締結後は、EDMIブランドのスマートメーター生産は、Cicor Asia社が担い、EDMI社は製品、ソフトウェア、エッジインテリジェンスおよびグリッドソリューションの開発など、競争優位領域へ経営資源を集中させます。
- 本製造委託後も、製品設計・開発、知的財産、品質基準の管理および顧客対応などの中核機能は引き続きEDMI社が担います。
- 本製造委託体制への移行に伴う損益改善額は、今後締結予定の付帯契約に関する交渉に影響が生じるため、現時点では非開示といたします。
- 本件のスキームを図示すると以下の通りです。
<本施策の全体図>

III.本施策の目的
- 本施策は、EESB社株式の譲渡と製造委託体制への移行を通じて、従来の「設備保有型生産モデル」から「アセットライト型生産モデル」への転換を図るものです。
- 製造委託先の集約や運転資本の最適化、設備投資負担の軽減を通じて資本効率を向上させるとともに、創出した経営資源を成長分野への投資に振り向けることで、持続的な企業価値の向上を目指します。
- これにより、EDMI社は製品、ソフトウェア、エッジインテリジェンスおよびグリッドソリューションの開発などの高付加価値領域へ経営資源を集中し、競争力の強化と事業成長の加速を目指します。
IV.期待される効果
- EDMI社とCicor社との間で製造委託契約を締結し、EDMIブランドのスマートメーター生産を同社へ委託することで、生産体制の最適化と競争力強化を実現します。
- 本製造委託体制への移行に伴い、生産効率の向上とサプライチェーンの最適化を図ります。
- 製造委託先の集約による効率化や設備投資負担の軽減を進めるとともに、創出したキャッシュを成長分野への投資に活用します。
V.両社経営陣によるコメント
Roy Kirsopp(ロイ・カーソップ)氏 (EDMI社Group CEO & Director):
「今回の合意により、EDMI社は当社の強みであるスマートメーター技術やグリッドソリューションの開発に一層注力できるようになります。Cicor社が強力かつ十分な製造支援を提供することで、EDMI社はイノベーションと長期的な価値創造に集中するための十分な態勢を整えることができます」
Alexander Hagemann(アレクサンダー・ハーゲマン)氏 (Cicor社Group CEO):
「EDMI社との協業は、OEM企業が戦略的パートナーであるCicor社に製造を委託することで持続的な優位性を実現できることを示す好例です。同時に、Cicor社にとっても魅力的で企業価値向上に寄与する事業を創出するものです」
VI.今後の見通し
本株式譲渡に伴う2027年3月期の連結業績予想については精査中です。2027年3月期第1四半期決算公表時点において2027年3月期の連結業績予想に修正はありません。
VII.異動する子会社の概要

VIII.譲渡先の概要

IX.EDMI社の概要

X.当社概要
