― 泣き声や生活音で拾えない診療情報も、診療中のメモからAIカルテへ自然に反映。現場の声から生まれた新機能 ―

株式会社pipon(本社:東京都豊島区、代表取締役:北爪聖也)は、医療カルテの生成支援AIサービス「VoiceChart(ボイスチャート)」において、診療中に入力したメモを音声とあわせてAIがカルテへ統合する「診療メモ機能」を追加し、提供を開始しましたことをお知らせします。
診療メモ機能とは
これまでVoiceChartは診療中の会話をAIが文字起こしし、SOAP形式のカルテや紹介状を自動作成してきました。今回の診療メモ機能は、そこに“メモ”という記録経路を加えることで、音声で話した内容だけでなく、あえて口に出さない身体所見や気付きまで、一つのカルテにまとめられるようにするものです。
話す情報はこれまで通りAIが自動で記録し、話さない情報はメモで補う--「音声+メモ」のハイブリッドにより、診療環境や記録スタイルを問わず、記録の抜け漏れを減らします。
なお“メモ”といっても入力は一言で構いません。文章化や清書はAIが担うため、医師・看護師の手を止めず、手入力の負担を増やさずに後工程のカルテ修正を減らせるのが特長です。
開発背景|次の課題は「記録の完全性」
VoiceChartをご利用いただく医療機関が増える中で見えてきたのが、「話した内容」だけでは診療記録として十分でない場面があることでした。
- あえて話さず記録したい情報:身体所見、患者の表情や様子、医師の所感、検査結果など、口に出さずカルテへ残したい内容は少なくありません。
- 音声認識が難しい環境:とりわけ小児科(子どもの泣き声、複数人が同時に話す)や訪問看護(テレビ・家電などの生活音)といった現場では、環境音の影響で診療後に補足・修正が必要になることがありました。
こうした現場から寄せられた「診療中に気付いたことを、その場でカルテへ反映したい」という声に応えるのが、今回の診療メモ機能です。診療環境が最も難しい小児科・訪問看護でも使えることは、あらゆる診療科で記録の抜け漏れを減らせる裏付けでもあります。
診療メモ機能でできること
機能
- 診療中に自由にメモを入力 - 音声で伝えていない内容やその場の気付きを、一言から記録できます。
- AIが音声とメモを統合してカルテを生成 - 音声データと診療メモをAIがまとめて解析。コピー&ペーストなしに自然なカルテへ反映します。
効果
- 診療後のカルテ修正をさらに削減 - 生成後の追記・修正が減り、記録にかかる時間を短縮します。
- 難しい環境でも記録の抜け漏れを軽減 - 泣き声や生活音などで音声が拾いにくい場面でも、重要な情報をメモで補えます。
代表コメント
VoiceChartをご利用いただく中で、医療従事者の皆さまから「音声だけでは記録しきれない情報も、その場でカルテへ反映したい」というご要望を数多くいただきました。医療現場には、あえて話さずに記録したい重要な情報が数多く存在します。今回の診療メモ機能は、そうした現場の声から生まれました。音声とメモを組み合わせることで、VoiceChartを“話した内容を記録するツール”から、“診療で得た情報の全体を支える存在”へと育て、医療従事者の皆さまが患者さんと向き合う時間をさらに増やせるよう支援してまいります。
株式会社pipon
代表取締役 北爪 聖也
VoiceChartとは
VoiceChartは、診療中の会話をAIが自動で文字起こしし、SOAP形式のカルテや紹介状などを作成できる医療AIサービスです。
医師が患者と向き合う時間を増やし、記録業務の負担軽減を支援しています。
本件に関するお問い合わせ
株式会社pipon 鈴木美咲
E-mail:misakisuzuki@pi-pon.com