認定NPO法人SET(岩手県陸前高田市広田町)、二戸市・一戸町・軽米町・九戸村の合同議員研修会に登壇
2026年7月14日(火)、岩手県陸前高田市広田町を拠点とする認定NPO法人SET理事長の三井が、二戸市・一戸町・軽米町・九戸村の4市町村で構成するカシオペア連邦の議員56名を対象とした研修会に登壇し、人口減少時代における「豊かさの再定義」を約90分にわたって提示しました。会場は岩手県一戸町コミュニティセンターで、講演タイトルは「人口が減るからこそ豊になる人づくり・町づくり・社会づくり~岩手県陸前高田市広田町からの挑戦~」でした。

■ 背景と経緯
カシオペア連邦を構成する4市町村は岩手県北部に位置し、合計人口は約4万5千人(2025年11月1日現在)。国立社会保障・人口問題研究所の将来推計(2023年公表)では、二戸市が2020年から2050年までに約46%減、九戸村は約53%減と見込まれており、人口減少と高齢化への対応は喫緊の課題となっています。こうした状況を踏まえ、同連邦の議会議員協議会は議員・事務局職員の見識向上を目的とした研修会を継続的に開催しており、毎回、地域の実情に即したテーマが設定されています。今回は「人口が減っても豊かな地域をいかにつくるか」という課題意識のもと、同様の人口構造をもちながら若者との関係づくりを積み重ねてきたSETの実践が取り上げられ、登壇依頼につながりました。
■ 講演の内容と会場の反応
三井は講演の中で、SETが積み重ねてきた若者と地域住民との関係づくりの実践を紹介しました。単発の交流や移住支援にとどまらず、若者が継続的に地域と関わり続ける仕組みをいかに築いてきたか、その過程と手応えが語られました。
若い世代の価値観については、次のように述べました。「僕らの世代は高度経済成長を肌感覚として知らない世代。失われた30年といわれたがITの発展などで生活は便利になり続けた。お金を稼げば豊かになれるというのを直感的にわからない。だからこそこれからの時代の新しい豊かさを作っていける」。高度経済成長を経験していない世代の感覚を起点に、人口減少を課題としてではなく可能性として捉え直す視点が示されました。

■ 今後の展開
研修会後に設けられた懇親会では、議員らとの意見交換が引き続き行われました。岩手県カシオペア連邦エリアにおける今後の連携の可能性についても意見が交わされており、具体的な展開については今後の協議に委ねられています。認定NPO法人SETは、引き続き陸前高田市を拠点とした実践を積み重ねながら、岩手県内外の自治体・議会との対話を続けていきます。
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■ 認定NPO法人SETについて
SETは「一人ひとりの"やりたい"を"できた"に変え、日本の未来にGoodなChangeを起こす」をミッションに掲げ、2011年の東日本大震災以降、岩手県を中心とした地域で若者と住民がともに学び合う仕組みをつくってきました。修学旅行民泊や大学生・社会人向けプログラム、地域コミュニティづくりなどを通じて、若者が地域の日常に関わり、住民とともに学び合う"続く関係"を育んでいます。2024年度は年間5,000人以上が参加。現在では岩手県のみならず複数地域で活動を展開。若者の成長と地域の活力を同時に生み出しながら、人と地域の関係性そのものを基盤とした、持続可能な地域づくりに取り組んでいます。過去に2度の内閣総理大臣賞受賞、その他多数受賞。
【団体概要】
認定特定非営利活動法人SET
所在地:岩手県陸前高田市広田町字山田52-6
理事長:三井俊介
設立:2011年3月12日(法人化:2013年6月18日、認定取得:2025年10月16日)
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