12~25歳の肢体不自由者を対象に参加者を募集
株式会社オリィ研究所(本社:東京都中央区、代表取締役:吉藤 健太朗・笹山 正浩、以下「オリィ研究所」)は、2026年10月より、分身ロボットOriHimeを活用した「2026年度 OriHimeインターンシッププログラム」を実施します。
本プログラムでは、外出が難しい12~25歳の肢体不自由者を対象に、自宅などからOriHimeを遠隔操作し、実際にカフェでお客様とのコミュニケーションや接客を体験する機会を提供します。
参加者は、OriHimeの操作方法や仕事のやり方を学ぶ「研修」、実際にOriHimeを操作して日本橋のカフェで接客する「実践」、インターンシップで得られた経験を参加者と先輩パイロットで振り返る「振り返り」の3つのステップを通して、「働くこと」を具体的に体験します。
参加者の募集期間は2026年9月30日(水)17:00までです。
また、応募を検討されている方を対象にオンラインで事前説明会も実施いたします。(アーカイブあり)

【OriHimeインターンシッププログラム実施の背景】
障害を持つ子どもたちが通う「特別支援学校」は必要なケアや配慮を受けることができる学校です。しかし、この学校を卒業した後の進路として、特に肢体不自由の方たちは社会福祉施設への入所・通所が多く、進学率・就職率が低くなっている現状があります。卒業後の新たなステージを選ぼうとする際、「その場に身を運べない」ために選択肢が狭くなり、社会との関わりが少なくなってしまうという課題が存在しています。
オリィ研究所ではそのような状況に対して、分身ロボットOriHimeを使った就労や就学で肢体不自由児の将来の選択肢を広げることを目指して、2021年度に実証実験を行いました。さらに、2022年度よりバイオジェン・ジャパン社の支援を受けて、キャラバンカフェ実施都市にてOriHimeを活用した遠隔就労体験を行ってきました。また、2025年には名称を「OriHimeインターンシッププログラム」に変更し、対象も日本全国に住む12~25歳の肢体不自由者に拡大して実施しました。
【過去参加者・先生・保護者の声】
本プログラムへの参加後、約7割の参加者に「働きたい」という意欲の向上が見られました。実際に仕事を体験する中で、仕事のやりがいや楽しさを感じるだけでなく、「自分にも働ける」という可能性に気づき、働くことへの意識や将来への見方が変化するきっかけとなっています。
また、参加者本人だけでなく、保護者や教員からも「将来の選択肢や考え方が変わった」という声が寄せられています。プログラムを通して、生徒が積極的に人と関わるようになったり、接客など新たな仕事に興味を持ったりする姿を目の当たりにすることで、身体的な制約があっても、OriHimeを活用することで社会と関わり、働くことができる可能性を実感する機会となりました。
【OriHimeインターンシッププログラムの概要】
本プログラムは「研修」「実践」「振り返り」の3ステップで構成されています。参加者は自宅などからOriHimeとオンライン会議システムを使ってプログラムを進めていきます。実際に分身ロボットカフェに訪れる必要はなく、プログラムはすべて遠隔で参加可能です。

【OriHimeインターンシッププログラムの特徴】

自宅からタブレットやPCでOriHimeを遠隔操作1日目~3日目はZoomやOriHime越しに、先輩パイロットからトレーニングを受けます。4日目からはパイロットとしてデビュー。先輩に横で見守られながらOriHimeを遠隔操作して、実際にお客様をもてなします。

参加者1名に先輩パイロット2名がついてトレーニング研修では参加者1名につき、先輩パイロット2名がついてトレーニングを行います。最初から最後まで同じ先輩パイロットが担当します。先輩パイロット自身も支援学校出身者であったりと各々強い思いを持っています。

スモールステップで安心して挑戦できるプログラム「発声の仕方」「初対面の相手に対する声掛け・挨拶・敬語の使い方」、「カフェのしくみ」「店員として働く心構え」など、基礎的なスキルの習得からスタートします。先生や保護者以外の人との関わりが少ない方も安心してご参加いただけます。
2026年度OriHimeインターンシッププログラム募集要項
参加対象:
日本国内に居住する12~25歳の肢体不自由な方※
※オリィ研究所では移動困難者を「障害や病気、介護や子育てなど様々な理由で外出が難しい方」と定義しておりますが、今回のプログラムでは肢体不自由な方に限定して募集しております。
参加条件:
- 実施日程全てに参加できること
- OriHimeを使った働き方に興味があること
- インターネット環境とZoomまたはGoogle Meetが使えるPCまたはタブレットがあること
- ご自宅でのOriHime操作時にご自身でPC操作ができるまたはPC操作を補助できる方がいること
- メディア取材が入ることにご理解いただけること
- (18歳未満の方のみ)保護者の方の同意が得られること
期間:
2026年10月14日(水)~2026年12月1日(火)の間で、計6日間(6時間程度)
詳細日程は、本プログラムWEBサイトにてご確認ください。
場所:
ご自宅などインターネット環境がある場所
OriHime、オンライン会議ツール等でご参加
応募締切:
2026年9月30日 (水) 17:00
参加者決定連絡:
2026年10月2日(金)予定
ご応募いただいたみなさまに結果をご連絡いたします。
募集人数:
10名程度
選考について:
応募者多数の場合は選考を実施いたします。応募時に「本プログラムへの意気込み」を30秒程度の動画でアピールしてください。ぜひ皆様の熱い気持ちをお聞かせください。
応募を検討されている方向けにオンラインで事前説明会も実施いたします。(アーカイブあり)
日程:9月 15日 (火曜日)⋅ 16:00-17:00
場所:オンライン会議ツール(Zoom)
詳細は下記のWEBサイトをご覧ください。
https://orihime.orylab.com/internship/2026/
WEBサイトには先輩パイロットからのメッセージも掲載しております。
【協賛企業について】
本プログラムは、下記の協賛企業の支援を得て実施しております。(敬称略50音順)
ナショナルゴールド協賛

ナショナルシルバー協賛

ナショナルブロンズ協賛

【今後の展開】
本プログラムは今回の実施にとどまらず、今後も継続的な実施を予定しています。また、単なる「仕事体験」で終わるのではなく、参加者が実際の仕事を通じて自分の可能性や興味のある仕事を知り、将来のキャリアを考えるきっかけとなるような展開を計画しています。
オリィ研究所では、より多くの肢体不自由の若者が「働くこと」を当たり前の選択肢の一つとして捉え、自分らしい未来を描ける社会の実現に向けて新たな働き方の可能性を広げていきます。
【株式会社オリィ研究所について】
「人類の孤独を解消する」を理念に掲げ、障害・病気・介護・子育て等の理由で外に出ることが難しい「移動困難者」の選択肢を豊かにするサービスを研究開発・提供しています。
展開サービス:
- 遠隔操作でありながら「その場にいる存在感」を共有できる分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」
- テレワークでの肉体的社会参加を可能にする分身ロボット「OriHime-D(オリヒメディー)」
- 重度障害があっても目や指先などの僅かな動きだけでコミュニケーションを可能にする意志伝達装置「OriHime eye+Switch(オリヒメアイプラススイッチ)」
- 外出困難者が”パイロット“として分身ロボットOriHime・OriHime-Dを遠隔操作し、オーダーや配膳、お客様との会話など接客を行う「分身ロボットカフェ DAWN ver.β」
詳しくは、株式会社オリィ研究所 公式サイト https://orylab.com/をご覧ください。