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株式会社Hajimari

研修効果の測定、約9割の企業が「測定できている」と回答も、過半数が「評価指標が定まっていない」というジレンマ「行動変容やスキル定着をデータで可視化」に期待

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株式会社Hajimari、『研修の効果測定に関する実態調査』を発表

株式会社Hajimari(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:木村 直人)は、直近2年以内に社内研修を実施した従業員数500名以上の企業の人事担当者110名を対象に、研修の効果測定に関する実態調査を実施しましたので、お知らせいたします。

01|約9割の企業が研修効果の測定が「できている」と回答
02|一方で、効果測定の課題として「評価指標が定まっていない」が最多
03|今後取り入れたい仕組みは、半数以上が「行動変容やスキル定着の可視化」と回答
本調査のダウンロードはこちら
https://www.hr-university.jp/downloads/wp_evaluation

調査概要
調査名称:研修の効果測定に関する実態調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチマーケティング「リサピー(R)︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2025年11月13日~同年11月20日
有効回答:直近2年以内に社内研修を実施した従業員数500名以上の企業の人事担当者110名
※合計を100%とするため、一部の数値について端数の処理を行っております。そのため、実際の計算値とは若干の差異が生じる場合がございます。
≪利用条件≫
1 情報の出典元として「HR University」の名前を明記してください。
2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。
URL:https://hr-university.jp/lp

研修の効果測定、86.4%が「できている」と実感
「Q1. あなたのお勤め先で実施している研修の効果測定は、どの程度できていると感じますか。」(n=110)と質問したところ、「十分にできている」が33.7%、「ややできている」が52.7%という回答となりました。

・十分にできている: 33.7%
・ややできている: 52.7%
・あまりできていない: 12.7%
・全くできていない(測定していない): 0.9%
研修測定のタイミング、第1位「研修中」(69.5%)
「Q2. Q1で「十分にできている」「ややできている」と回答した方にお聞きします。効果測定はどのタイミングで実施していますか。(複数回答)」(n=95)と質問したところ、「研修中(進捗や集中度の確認)」が69.5%、「研修後(理解度テストやアンケート)」が65.3%、「研修前(理解度・意識の事前測定)」が47.4%という回答となりました。

・研修中(進捗や集中度の確認): 69.5%
・研修後(理解度テストやアンケート): 65.3%
・研修前(理解度・意識の事前測定): 47.4%
・研修終了から数か月後(行動変容やスキル定着の確認): 24.2%
・その他: 0.0%
・わからない/答えられない: 0.0%
研修の効果測定、第1位は「受講後アンケート」65.3%で最多
「Q3. Q1で「十分にできている」「ややできている」と回答した方にお聞きします。現在、どのような方法で研修の効果を測定していますか。(複数回答)」(n=95)と質問したところ、「受講後アンケート(満足度・理解度)」が65.3%、「テスト・スキルチェック」が63.2%、「上司による評価・1on1面談」が60.0%という回答となりました。

・受講後アンケート(満足度・理解度): 65.3%
・テスト・スキルチェック: 63.2%
・上司による評価・1on1面談: 60.0%
・受講後の業績・成果指標の確認: 46.3%
・行動ログや受講履歴データの分析: 43.2%
・外部専門家・コンサルタントによる効果測定やフィードバック: 21.1%
・その他: 1.1%
・わからない/答えられない: 1.1%
効果測定ツール第1位は「人材管理システム」で、78.9%が活用
「Q4. Q1で「十分にできている」「ややできている」と回答した方にお聞きします。現在、効果測定に活用している仕組み・ツールを教えてください。(複数回答)」(n=95)と質問したところ、「人材管理システム(HRMS/タレントマネジメントツール)」が78.9%、「学習管理システム(eラーニングシステム)」が65.3%、「テスト/スキルチェック専用ツール」が57.9%という回答となりました。

・人材管理システム(HRMS/タレントマネジメントツール): 78.9%
・学習管理システム(eラーニングシステム): 65.3%
・テスト/スキルチェック専用ツール: 57.9%
・Excel・スプレッドシート: 46.3%
・BIツール: 28.4%
・外部研修ベンダーが提供する管理・分析機能: 25.3%
・その他: 0.0%
・特にない: 1.1%
研修効果測定の課題、第1位は「評価指標が定まっていない」
「Q5. 研修の効果測定について、実施や運用を進める上で課題に感じていることを教えてください。(複数回答)」(n=110)と質問したところ、「評価指標が定まっていない」が50.9%、「評価基準が部門ごとに異なる」が43.6%、「測定に時間と工数がかかる」が43.6%という回答となりました。

・評価指標が定まっていない: 50.9%
・評価基準が部門ごとに異なる: 43.6%
・測定に時間と工数がかかる: 43.6%
・成果とのつながりが見えにくい: 41.8%
・効果測定の仕組み・ツールがない: 31.8%
・経営層が関心を示さない: 19.1%
・どのように測定すればよいかわからない: 5.5%
・その他: 0.9%
・特にない: 2.7%
・わからない/答えられない: 0.0%
研修効果測定で成果を実感、第1位は「上司・同僚からのフィードバック」63.2%
「Q6. Q1で「十分にできている」「ややできている」と回答した方にお聞きします。あなたのお勤め先で行っている研修の効果測定の中で、成果につながったと感じる取り組みや工夫を教えてください。(複数回答)」(n=95)と質問したところ、「研修後の行動変容を上司・同僚からフィードバック」が63.2%、「研修前後でのスキルテスト・理解度テストの実施」が57.9%、「受講ログや動画視聴データを活用した分析」が52.6%という回答となりました。

・研修後の行動変容を上司・同僚からフィードバック: 63.2%
・研修前後でのスキルテスト・理解度テストの実施: 57.9%
・受講ログや動画視聴データを活用した分析: 52.6%
・研修目的と業績指標を連動させた評価設計: 50.5%
・測定結果をもとに次回研修を改善: 31.6%
・経営層・人事・現場が共同で効果指標を策定: 27.4%
・その他: 0.0%
・特にない: 1.1%
・わからない/答えられない: 0.0%
成果につながったと感じる理由、「知識レベルの差の減少」や「スキルアップできていた」など
「Q7. Q6で「わからない/答えられない」以外を回答した方にお聞きします。Q6で回答した以外に、成果につながったと感じる理由や、取り組みの具体的な内容があれば教えてください。」(n=95)と質問したところ、「会話から知識レベルの差が少しなくなったと感じた。」や「操作しやすい、改善提案しやすい。」など25件の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・会話から知識レベルの差が少しなくなったと感じた。
・操作しやすい、改善提案しやすい。
・コミュニケーションの増加。
・評価面談時に数値を用いての評価を意識している。
・スキルアップできていた場合。
研修効果測定を実施する企業の約6割が「経営層と定期的に議論し改善方針に反映」と回答
「Q8. Q1で「十分にできている」「ややできている」と回答した方にお聞きします。研修の効果測定結果を、経営層とどの程度すり合わせていますか。」(n=95)と質問したところ、「定期的に報告・議論しており、改善方針にも反映している」が56.8%、「定期的に報告しているが、議論や反映まではしていない」が30.5%という回答となりました。

・定期的に報告・議論しており、改善方針にも反映している: 56.8%
・定期的に報告しているが、議論や反映まではしていない: 30.5%
・必要に応じて報告している(不定期): 11.6%
・年1回程度、形式的に報告している: 0.0%
・共有していない: 1.1%
第1位は「行動変容の可視化」56.4%、データ活用型の効果測定が上位独占
「Q9. 今後、どのような研修効果の測定方法や仕組みを取り入れたいと思いますか。(複数回答)」(n=110)と質問したところ、「行動変容やスキル定着をデータで可視化できる仕組み」が56.4%、「受講履歴や視聴ログを活用した分析」が55.5%、「業績データと研修成果を連動させる仕組み」が52.7%という回答となりました。

・行動変容やスキル定着をデータで可視化できる仕組み: 56.4%
・受講履歴や視聴ログを活用した分析: 55.5%
・業績データと研修成果を連動させる仕組み: 52.7%
・研修データを自動集計し、レポート作成を効率化する仕組み: 49.1%
・研修後の上司面談・フィードバックの仕組み: 32.7%
・外部ツール・LMS・動画プラットフォームの活用: 30.0%
・経営層との定期レビュー体制: 16.4%
・その他: 0.0%
・特にない: 0.9%
・わからない/答えられない: 0.0%
まとめ
 今回は、直近2年以内に社内研修を実施した従業員数500名以上の企業の人事担当者110名を対象に、研修効果測定の実態調査を実施しました。その結果、86.4%の企業が効果測定を「できている」と回答した一方で、50.9%が「評価指標が定まっていない」、41.8%が「成果とのつながりが見えにくい」という根本的な課題を抱えていることが明らかになりました。

効果測定を実施している企業での測定タイミングは「研修中」(69.5%)が最も多く、次いで「研修後」(65.3%)となり、測定方法では「受講後アンケート」(65.3%)、「テスト・スキルチェック」(63.2%)が上位を占めました。活用ツールでは「人材管理システム」が78.9%で第1位、「学習管理システム」が65.3%で続きました。成果につながった取り組みとしては「研修後の行動変容を上司・同僚からフィードバック」(63.2%)が最も多く、経営層との効果測定結果のすり合わせについては「定期的に報告・議論し改善方針に反映」している企業は56.8%に留まることが分かりました。

人的資本開示の義務化により企業の説明責任が高まる中、多くの企業が効果測定を実施しながらも、投資対効果を明確に示せていない実態が明らかになりました。今後取り入れたい仕組みとして「行動変容やスキル定着をデータで可視化できる仕組み」への需要が最も高く、形式的な測定から実質的な成果測定への転換が求められています。企業には、統一された評価指標の設定と、データドリブンな効果測定プラットフォームの活用により、研修投資の真の価値を可視化し、経営層との建設的な議論を通じて継続的な改善サイクルを構築することが期待されます。
本調査のダウンロードはこちら
https://www.hr-university.jp/downloads/wp_evaluation

「伴走型」総合研修プラットフォーム|HR University

HR Universityは、研修の企画から実施、受講後の行動変化の確認までを通して支援する「伴走型」の研修プラットフォームです。今回の調査では、「行動変容の可視化」や「受講ログの分析」を求める声が特に多く寄せられました。HR Universityは、これらのニーズに対応する仕組みを備えています。

また、動画の視聴ログや受講履歴を確認することで、どの学習が進み、どこで止まりやすいのかをつかみやすくしています。これにより、人事が判断しにくい「学びの活用状況」を多面的に捉え、改善しやすい形に整理できます。

スキル整理や研修計画の作成については、専門スタッフが業務内容に合わせて支援し、必要に応じて現場との調整も行います。研修を受けて終わりにせず、日々の行動につなげる研修サービスです。

詳しくはこちら:https://hr-university.jp/lp_management
株式会社Hajimariについて
会社名 :株式会社Hajimari
所在地 :〒150-0043
     東京都渋谷区道玄坂1-16-10 渋谷DTビル9階
代表者 :代表取締役 木村 直人
設立  : 2015年2月26日
事業内容:ITプロパートナーズ
     人事プロパートナーズ
     ファイナンスプロパートナーズ
     マーケティングプロパートナーズ
     メンタープロパートナーズ
     intee
     TUKURUS
     HR University
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社Hajimari
TEL:03-6450-6076(代表)

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