■第1回 AI・人工知能EXPO NEO ■会期:2026年8月5日(水)~6日(木) 10:00~17:00 ■会場:東京国際フォーラム

RX Japan合同会社は、2026年8月に初開催となる「AI・人工知能EXPO NEO」の来場事前登録者1,871件を対象に、企業におけるAI導入・活用およびAX(AIトランスフォーメーション)推進の進行度を分析しました。
その結果、回答者の約89%が「個人レベルでの活用」または「組織・部門単位での展開」段階にあり、企業のAI活用は本格的な業務代替・自律化の前段階にあることが明らかになりました。生成AIの浸透により個人の手元にはAIが行き渡ったものの、組織全体の業務プロセスをAIが代替・最適化する段階に到達している企業は1割強にとどまるという実態が浮き彫りになりました。このように、多くの企業がAI活用の次のステージへの移行に課題を抱えるなか、RX Japanは、AI導入からAX推進、業務変革までを支援する専門展「AI・人工知能EXPO NEO」を新たに立ち上げました。
なお、本分析では、AI導入・活用の進行度を4つのフェーズに分類しました。フェーズ1を「個人レベルでの活用」、フェーズ2を「組織・部門単位での展開」、フェーズ3を「AIによる業務代替」、フェーズ4を「AIによる自律化・全体最適化」と定義しています。
1. AI活用は約9割が「導入初期~組織展開期」来場予定者のうち、フェーズ1とフェーズ2が全体の約89%を占め、まだAI活用の初期~組織展開段階にあることがわかりました。生成AIやAIツールの活用が広がる一方で、企業全体の業務プロセスをAIが代替・自律化する段階に至っている層は限定的です。この結果から、AI活用市場は「導入の有無」を問う段階から、いかに組織へ展開し、実務に定着させるかが問われるフェーズに移行していると考えられます。

2. 最大課題は「社内理解・推進体制」と「実装・運用スキルAI推進において最も課題と感じる領域は「社内の理解・推進体制」で、全体の27.5%を占めました。次いで「実装・運用スキル」が26.6%、「データ整備・基盤構築」が24.2%となりました。
この結果から、企業のAI活用における課題は、単なるツール導入にとどまらず、社内を巻き込む推進体制の構築や運用人材の育成、さらにはデータ基盤の整備へと広がっていることがうかがえます。

3. フェーズが進むほど、課題は「人・組織」から「データ・基盤」へフェーズ別に課題をみると、フェーズ1では「社内の理解・推進体制」が最大課題で34%を占めました。一方、フェーズ2では「データ整備・基盤構築」が30%で最大となり、段階が進むにつれて課題の重心が変化していることがわかります。つまり、初期段階では「社内理解をどう得るか」「誰が推進するか」といった人・組織面の課題が大きく、組織展開が進むにつれて「データをどう整備するか」「実装できる基盤をどう構築するか」といった技術・基盤面の課題が顕在化します。

4. 大企業は「部門単位」、小規模企業は「全社一斉」で推進
企業規模別に見ると、1,001名以上の大企業が39.0%と最も多く、次いで100名以下の小規模企業が29.8%を占めました。大企業と小規模企業の双方でAI活用への関心が高く、企業規模による二極化の傾向が見られます。
AI推進の対象範囲については、「部門・チーム単位」が54.9%、「全社」が45.1%となり、過半数の企業がまずは部門・チーム単位でAI活用を進めていることがわかりました。 こうした結果から、小規模企業では意思決定の速さを活かして全社的な導入を進めるケースが多い一方、大企業では組織や業務プロセスの複雑さを背景に、まず部門単位で効果検証を行い、その後全社展開を目指す傾向がうかがえます。


さらにフェーズ別・企業規模別に見ると、フェーズ1では小規模企業が「全社」で取り組む傾向がある一方、大企業は「部門・チーム」単位での推進が目立ちました。フェーズ2では、1,001名以上の大企業が中心となり、特に「部門・チーム」展開に集中しています。このことから、小規模企業は意思決定の速さを活かして全社一斉に導入を進める一方、大企業では既存組織や業務プロセスの複雑さから、まず部門単位で効果検証を行い、その後全社展開を目指す傾向があると考えられます。

5.高度なフェーズほど、経営トップ(決裁者)主導へ
AI活用が高度化するほど、推進の主役が「現場」から「経営トップ」へと移る傾向も確認されました。フェーズ1~2では「推進者」「選定者」といった現場層が中心となり、現場起点でAI活用が立ち上がっています。一方、最先端のフェーズ4では約40%を「決裁者」が占め、経営トップ主導で全社最適に向けた取り組みが進んでいることがうかがえます。

6. AI活用の先行業種は「通信・IT」、最大ボリュームは「製造業」
業種別では、通信・ITと製造業がそれぞれ全体の約4分の1を占め、両業種で回答全体の半数超を構成しました。フェーズ別に見ると、通信・ITはAI活用の成熟度が高まるにつれて構成比が上昇しており、フェーズ3では約半数、フェーズ4では過半数を占めるなど、AI活用の高度化において先行していることがうかがえます。
一方、製造業では「社内の理解・推進体制」「実装・運用スキル」「データ整備・基盤構築」の課題がほぼ同程度に挙げられており、AI活用を進める上で複数の課題に同時に対応する必要があることが示されました。


● 来場目的から見る、企業のニーズ
来場で最も期待することとしては、「最新トレンド・事例のインプット」が865件で最多、次いで「社内推進のための情報収集」が597件となりました。この上位2項目を合わせると約78%にのぼり、来場者の多くがまず情報収集や社内展開の材料を求めていることがわかります。
● まとめ
今回の分析から、企業のAI活用は急速に関心が高まる一方で、実態としてはまだ多くが「個人利用」または「部門・組織展開」の段階にあることが明らかになりました。また、AI活用の課題はフェーズによって変化し、初期段階では社内理解や推進体制、組織展開段階ではデータ基盤や実装スキルが大きな壁となっています。AI・人工知能EXPO NEOでは、こうした企業の課題に応えるべく、AI導入・活用、AX推進、業務変革に関する最新ソリューションや事例を紹介します。AI活用を検討する企業にとって、最新動向の把握から具体的な導入・実装パートナーの探索までを一度に行える場となります。
主催者のコメント本展は、企業におけるAI活用が着実に広がり、次の成長段階へ進もうとしている今のタイミングを捉えて開催します。来場予定者の約9割が導入初期から組織展開の段階にあり、各社が実務への定着や活用の深化に前向きに取り組んでいることが明らかになりました。重要になるのは、AIを単なるツールとしてではなく、組織の中で継続的に機能させていくことです。本展は、最新事例や具体的なソリューションを通じて、来場者が自社のフェーズを見極め、実装・定着に向けた次のアクションを具体化できる機会となることを目指しています。

● 調査概要
調査対象:AI・人工知能EXPO NEO 来場事前登録者
有効回答数:1,871件(2026年7月13日時点の来場事前登録データ)
分析内容:AI導入・活用フェーズ、推進範囲、企業規模、業種、役職・職種、課題認識、来場目的など
分析元:AI・人工知能EXPO NEO 来場者事前登録分析資料
【AI・人工知能EXPO NEO 概要】
日 時:2026年8月5日(水)~6日(木)
場 所:東京国際フォーラム
主 催:RX Japan合同会社
出展社数:約100社(予定)
公式HP:https://www.nextech-week.jp/aineo/ja-jp.html
RX Japan合同会社について
<企業概要>
・年間38分野109本の展示会を開催する日本最大の展示会主催会社
・世界25カ国にネットワークを持つRX Globalの一員
名称 :RX Japan合同会社
代表者 :代表執行役員社長 田中 岳志
設立 :1986年8月
所在地 :〒104-0028
東京都中央区八重洲2-2-1 東京ミッドタウン八重洲
八重洲セントラルタワー11階
公式HP:https://www.rxjapan.jp/
