芸能人のブログやランキングサイトなどの「ステマ」騒動を受けて、最近信憑性がガタッと落ちている「クチコミ」。そんな中エクスペディア ジャパンは、クチコミに関する調査を20歳~50歳の男女計400名に実施した。
まず、「この人のおすすめだったら信じてしまう著名人」を尋ねたところ、1位が「池上彰」で、これに「マツコ・デラックス」・「ベッキー」・「ビートたけし」・「江角マキコ」が続いた。男女別に見ると、女性が信用するのは、1位から「マツコ・デラックス」・「池上彰」・「江角マキコ」で、男性が信用するのは、「池上彰」・「ビートたけし」・「ベッキー」となった。ちなみに政治家部門では、大阪市長の「橋下徹」がトップに選ばれ、誠実なイメージの著名人や、歯に衣着せぬ物言いで知られるタレントが上位にランクインした。
さらに、「クチコミをよく見ますか?」という質問に「よく見る」・「たまに見る」と答えた人のうち、ネガティブなクチコミを信用する人は61%、ポジティブなクチコミを信用する人は48% (「全て信じる」を両方に含む)で、ネガティブなクチコミを信じてしまう人の方が多いことがわかった。
「ポジティブなクチコミとネガティブなクチコミ、どちらをよく書き込みますか?」という問いには、「ポジティブ」・「ややポジティブ」なクチコミとの回答は57%、「ややネガティブ」なクチコミとの回答は8%、「ネガティブ」なクチコミは0%となり、「ネガティブ」なクチコミを書き込む人が圧倒的に少ない一方、信じるクチコミは「ネガティブ」なものが多いという結果となった。
また、「クチコミをきっかけに何かを決断したことはありますか?」という質問に対して、「よくある」・「たまにある」と答えた女性は93%、男性も77%と高い結果となり、男女ともにクチコミが大きな判断基準となっていることがわかった。