放送開始以来、高視聴率をキープしているNHKの連続テレビ小説「花子とアン」。先週放送分では、とうとう蓮様が駆け落ちを決行し、こちらの恋の行方も気になるところ。そこで当編集部でも、「花子とアン」の主人公・村岡花子及び彼女が翻訳した「赤毛のアン」関連の情報をリサーチ。じっくり時間がとれる夏休み、花子&アンワールドに浸ってみては?!
1.甲府・「アンと花子の不思議な手紙」
これは、村岡花子さんゆかりの地である甲府市で開催中の、村岡花子さんをテーマにしたリアル宝探しイベント。
「村岡花子さんからの『大好きな子供達に最も伝えたかったメッセージ』が存在し、そのメッセージが甲府市内のどこかに隠されている」という設定で、参加者は、宝の地図(参加冊子)に描かれた謎を解き、彼女が残したメッセージを見つけることに挑戦する、という仕組み。参加費は無料、9月30日(火)まで開催。詳しくはweb(http://www.takarush.jp/promo/kofu/)で。
2.「花子からおはなしのおくりもの 朗読:村岡花子」
次は、村岡花子本人による朗読を収録したCDのご紹介を。翻訳家や文筆家としての活動のほか、NHKラジオの「子供の時間」番組内の「子供の新聞」にてナレーションを担当していた彼女。時の寄席芸人や漫談家に物まねされるほどの人気だったとか。このCDでは、「家なき児」「フランダースの犬」「小公子物語」など彼女が翻訳した作品が、戦前のSP盤から復刻された本人の朗読で楽しめる。
彼女の、子供に優しく語りかける声とその表現力を堪能してみては!? ユニバーサル ミュージックより発売中。(http://www.universal-music.co.jp/muraoka-hanako/products/uicz-4301/)
3.「英語で楽しむ赤毛のアン」(CD付き)
最後は、村岡花子が日本で初めて翻訳・紹介した作品として話題の「赤毛のアン」を、オリジナルの英文で読むための対訳・解説付き学習書「英語で楽しむ赤毛のアン」をチェックしてみよう。
本書は、原作者モンゴメリのオリジナル英文から77シーンを厳選し、アン・シリーズの翻訳者である松本侑子氏がわかりやすい対訳、単語の意味、文法解説を付けた1冊。
子供の頃アン・シリーズを読んだことのある人も、また、「花子とアン」を見て作品に興味を持った人も、オリジナル英文を読んで村岡花子と同じ気持ちを味わってみてはいかが?! ジャパンタイムズより発売。(http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000007388.html)