昨年「細川紙」が「和紙(日本の手漉和紙技術)」として、ユネスコ無形文化遺産へ登録され注目を集めた埼玉県。小江戸川越や自然豊かな秩父・長瀞、また川越氷川神社など多数のパワースポットが点在しており、都内から近い観光スポットとして注目を集めている。
そこで旅行予約サイト「楽天トラベル」では、埼玉県に宿泊した旅行客へアンケートを実施。「埼玉県を旅した人が選ぶ!埼玉県・旅めしランキング」を発表した。
その結果埼玉の旅めし1位に輝いたのは、埼玉B級ご当地グルメの「やきとり(やきとん)」。特に有名なのが東松山市の「やきとり」で、とりではなく豚のカシラ肉を炭火で丹念に焼きあげ、辛いみそだれをつけて食べるというもの。その独自のスタイルは昭和30年代に誕生し、今もなお根強い人気を保っているのだとか。東武東上線東松山駅を中心に約100軒のお店が点在しているので、焼き鳥屋巡りを観光コースに入れるのもおすすめ。
2位には小江戸川越の名物「芋料理」がランクイン。庶民のおやつだったさつまいもが、現在ではお饅頭やドラ焼き・プリン・パンケーキ・ソフトクリームなど、多種多様なお芋スイーツに進化。川越のおしゃれなスイーツとして人気を集めているのだそう。
そして3位に選ばれたのは「浦和のうなぎ」。二百年来の味を引き継ぐ伝統グルメとして、今では「さいたま市伝統産業」にも指定されている。江戸時代に魚釣りなどを楽しむ行楽客や、中山道を行き交う人々にうなぎを提供し評判になったのが、その始まりだったとか。現在も浦和区を中心に、「裂き」「串打ち」「焼き」「たれ」など江戸時代の伝統技術を継承する老舗が軒を連ね、本場のうなぎを堪能することができる。
続いて4位は秩父そば、5位は煮ぼうとう(おっきりこみ)、6位は春日部やきそば、7位は川越太麺焼きそば、8位は岩槻ねぎの塩焼きそばと冷や汁うどん、10位は行田フライとなっている。興味のある人はコチラ(http://travel.rakuten.co.jp/ranking/special/tabimeshi/saitama/)でチェック!
東京のベッドタウンというイメージが強い埼玉県だが、観光地として訪れてみると、また違う楽しみがありそうだ。