世界遺産の日光山輪王寺(りんのうじ)にある江戸時代からの日本庭園「逍遥園(しょうようえん)」で、紅葉が見頃の最盛期を迎えた。現在、逍遥園では夜間も一般開放して紅葉のライトアップを開催中。ライトアップは、11月15日までおこなわれる。
3200平方メートル(1000坪)の庭園内には、イロハもみじ、野村楓、ヤマモミシジ、ハウチワなど、日光山に分布しているカエデの多くが生息。
今年は夏場以降、急激に朝晩が冷え込むようになったこともあり、例年より色づきが早く、最盛期を迎えた。開催中のライトアップでは、連日多くの人出で賑わっている。
また、江戸幕府初代将軍・徳川家康公の400回忌にあたる今年は、特別企画を用意。逍遥園に隣接する紫雲閣にて、夜空を彩る紅葉をバックに家康公ゆかりの精進料理を楽しめる。
75歳で天寿を全うした家康公は普段から麦飯や納豆、クコの実、とろろ汁など、現代でも健康食として注目されている食材にこだわり、そのことが長寿の秘訣だったともいわれている。逍遥園のライトアップ期間中、名物の日光湯波をそえた「無事長久薬師御膳」(1人5000円・税/奉仕料込)※逍遥園ライトアップ鑑賞券付き)として提供する。
紫雲閣の2階特別室からは、ライトアップされた逍遥園が一望できる。この週末は日光まで足を伸ばして、優雅な秋の夜長を楽しんでみてはいかがだろうか?日光山輪王寺はこちら(http://rinnoji.or.jp/)。
■日光山輪王寺・逍遥園ライトアップ
期間:~11月15日
会場:日光山輪王寺・逍遥園(栃木県日光市山内2300)
時間:16時~20時 ※最終入園19時30分
入園料:300円(昼夜入替制) ※保護者同伴の小・中学生と未就学児は無料