気象災害の影響をうけ、出荷することができなくなってしまった廃棄野菜たち…。捨てられる運命にある野菜たちに、ちょっと目を向けてほしい。
出荷することができなくなってしまった廃棄野菜をリサイクルすることによってつくられた「リサイクル型栽培キット」を提供する八百屋「Vegeloop Market」(ベジループマーケット)が、2月27日(月)~3月4日(土)の期間限定で、東京・世田谷にてオープン[※ 3/1(水) は定休日につき休業]する。
Vegeloop Marketは、異常気象などの気象災害の影響をうけ、食べられなくなってしまった廃棄野菜をリサイクルすることによって生まれたリサイクル型栽培キット「Vegeloop」(ベジループ)を、野菜のような陳列方法で提供することで寄付を集める、新たな提供形態をとる八百屋。
店頭では、“0円野菜”としてVegeloopを販売(無償提供)する代わりに、任意の価格を寄付として募り、農家へと還元。廃棄野菜から新しい野菜が育つVegeloopの栽培は、廃棄野菜を新たに蘇らせるだけでなく、持続可能な食と農を支援することにもつながるというわけだ。
そこには、“廃棄野菜を育てる”というユニークな栽培体験の提供によって、1人でも多くの人に実際の野菜づくりを体験してもらい、異常気象と食の問題を身近に捉えて、自然と向き合う大切さを感じてもらいたい、そんな農家の想いが込められている。
Vegeloop Marketで “野菜として”店頭に並ぶVegeloopは、パナソニックの生ごみ処理機を使用して制作されたもの。
異常気象などによる気象災害の被害をうけて食べることができなくなってしまった廃棄野菜を、培養土へと作り変え、元の野菜と同じ野菜の種とともに梱包することによって作られている。
Vegeloopには特殊な包装加工が施されており、キット自体をそのまま土に埋め水をかけるだけで簡単に野菜が育ち、“野菜を埋めるだけで野菜が育つ” というユニークな栽培体験を楽しむことができる。
現在取り扱っている商品は、なす・ラディッシュ・とうもろこし・だいこん・にんじん・かぼちゃの計6種類のVegeloop。野菜にそっくりなその見た目は、リサイクルによって生まれた培養土と新たな野菜の種をくしゃくしゃの紙一枚を包むことによって作られおり、そのしわによって廃棄野菜を再現している。
同店のほかにも、「ワテラスマルシェ」[※3月3日(金)11時~19時]、「ヒルズマルシェ in アークヒルズ」[※3月4日(土)10時~14時]にも出店が決定している。みんなで廃棄野菜のハッピーエンドをつくろう!
■『Vegeloop Market 世田谷店』
住所:東京都世田谷区宮坂2-16-3