福島県二本松市では「菊人形」や、1本の茎から数百・数千の菊花を咲かせる「多輪咲」などといった高い技術が必要となる「魅せる菊」づくりが続けられてきた。
その菊を多様なシーンや空間の彩に活用してほしい、という想いから、2016年に二本松の菊の魅力向上を目指す「菊のまち二本松ブランディングプロジェクト」が発足。このたび、シンガポールの象徴である人気植物園「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」のフラワードームエリアで9月中旬から見頃が終わるまでの約1カ月程度、二本松市の菊「千輪咲」が試験展示されることになった。二本松市から海外への輸送・展示は初の試みである。
また、「菊のまち二本松ブランディングプロジェクト」では、“福島県二本松市から世界へ”をコンセプトに、二本松市で育てられた美しい千輪咲のプロモーション動画を制作。日本語と、
英語の2か国語対応になっている。
さらに、例年10月から行われる「二本松の菊人形展」と同時開催で、あたらしいスタイルで菊と親しみ、楽しめる「にほんまつMumフェスティバル2018」が初開催される。ほかにも国内での展示会が予定されており、今後の動きにも注目だ。
季節になるとテレビなどでも話題になる菊。この機会に菊の展示会に訪れてみるのも良いかもしれない。
『菊のまち二本松ブランディングプロジェクト』
( http://senrinzaki.jp/ )
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