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“西郷どん”の自筆史料や明治憲法原本も公開!国立公文書館で明治150年企画展

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国立公文書館(東京都千代田区)は、明治元年(1868年)から起算して満150年に当たることを記念して特別展「躍動する明治-近代日本の幕開け-」を開始した。

この企画展は、行政、産業、文化など様々な領域で大改革が行われて現在まで続く近代日本の礎を築いてきた明治時代の歩みを辿ることができるというもの。1971年の設立以来、明治時代以降に作られた歴史的に貴重な行政文書を保管してきた国立公文書館ならではの企画展だ。

展示されている史料は、明治時代の歩みそのものだ。徳川慶喜が朝廷に対し大政奉還を行って江戸時代が終焉し、開国した日本は西洋の文化や産業を取り入れながら急速に近代的な国づくりを進めていった。その課程で生まれた、江戸時代の「藩」を廃止して「県」を設置する「廃藩置県」や、日本の法定通貨「円」の制定、学校教育制度、郵便制度、鉄道事業など、今の日本では“当たり前”となっている様々なものごとの“ルーツ”とも言える史料が約70点公開されている。日本史の教科書でしか見たことのないような貴重な史料が盛りだくさんだ。


こちらは、明治政府の基本方針を記した「五箇条の御誓文」の原本。


こちらは、廃藩置県によって設置された県(明治4年時点の3府72県)を記した日本地図。


中でも筆者が注目したのは、NHKの大河ドラマ『西郷どん』で話題の西郷隆盛が最期を迎えた西南戦争(1877年)に関する史料。当時の政府の方針と対立した西郷隆盛は、政府の要職を辞職して鹿児島に帰り、士族(江戸時代に武士だった人々)を集めて蜂起。政府に対して反乱を起こした。その中で、西郷隆盛が政府の職を辞職した際の自筆の辞職願(写真手前)や、西南戦争の開戦、終戦を記録した文書などが公開されている。


また、注目したいのは日本で初めての憲法である「大日本帝国憲法(明治憲法)」の原本。明治天皇による御名御璽と、伊藤博文、大隈重信、西郷従道(西郷隆盛の弟)をはじめ当時の閣僚の自筆署名が記されたページを見ることができる。ちなみに、この原本に捺印されている「御璽(ぎょじ:天皇陛下の印鑑)」は、1874年(明治7年)に作られたものが現在の天皇陛下もお使いになっているそうで、約9センチ四方の金印は重さ約3.5キロもあるのだという。


明治時代は、武士・大名の時代が終わって政府が中央集権の国家を形成する中で様々な混乱が生まれたり、西洋から取り入れた近代的な産業や社会インフラが次々に日本国内で生まれたり、江戸時代の鎖国政策から転換して諸外国との外交を積極的に展開したりなど、まさに“激動の時代”と言える。今回の企画展では、そうした明治時代の様々なシーンを1枚の絵で振り返るイメージグラフィックスが随所に展示されており、当時の日本をより深くイメージすることができるようになっている。



加えて、国立公文書館の玄関付近には今回の企画展に合わせて設置されたフォトスポットが用意されている。『躍動の翼』と名付けられたこのフォトスポットは、未来へと飛翔する翼をイメージしたウォールアート作品で、中央に立ってフラッシュ撮影すると特殊なインクで描かれた翼が虹色に光り輝くという工夫がされているという。(被写体は作品をプロデュースした片山小百合さん)

この作品をプロデュースした片山小百合さんは、この作品について「明治という時代の中で、歴史は様々な偉人たちが熱意をもって躍動したことによって変えられてきた。私たちの背中にも“躍動の翼”はあって、どこまでも自由に羽ばたいていけるんだというメッセージを届けられたら」とコメントしている。フラッシュを使って撮ってみると、まるで自分の背中に虹色の羽根があるような写真を作ることができ、インスタ映えすること間違いなしだろう。

国立公文書館 平成30年秋の特別展 明治150年記念「躍動する明治-近代日本の幕開け-」は、11月4日(日)まで開催。開館時間は9時45分~17時30分。木曜日と金曜日は20時まで延長開館し、夕方18時頃から閉館までの間は、国立公文書館の建物を使ったプロジェクションマッピングを実施している。入場無料。

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