見て、聴いて、音楽とアートをもっと身近な“体験” に。一般参加型のレコードジャケットアートの展覧会「RECORD ART DAY −LP JACKET ART EXHIBITION−」が4月14日(日)から東京・デザインフェスタギャラリー原宿にて開催される。
音楽はいまやネットを介して気軽に聴くことが当たり前の時代。音楽配信サービスや動画配信サイトなどのサービスがメインストリームとなり、音楽は“所有するもの”ではなくなりつつある。モノとしての音楽がデータに形を変えた今、再び脚光を浴びているのが“レコード”だ。
クリック一つで音楽を取り出すだけでは飽き足らなくなった音楽好きたちが注目したのは、ジャケットから滑り出したディスクをプレーヤーにセットして、そっと針を落とすという“儀式”を経ることで音楽を奏でるレコード。2008年にスタートした「RECORD STORE DAY」は、いまや世界的なムーブメントとなっている。
フィジカルな“モノ”として所有するだけでなく、音楽を聴くという「コト=体験」を楽しむことができるのが、レコードのいいところ。それだけではなく、レコードはそのサイズの大きさからジャケットのアートワークに個性が凝縮されており、壁に飾るアートとしても日々の暮らしを豊かにしてくれる。
デザインフェスタギャラリーではそんなレコード特有の“アートとしての楽しみ方”に着目し、今回「RECORD ART DAY」と銘打った、レコードジャケットアートの公募企画展を開催。公募で集まったおよそ100名の作家が、無地のレコードジャケットに描いた個性あふれるジャケットアートが壁一面に並ぶ。
展示を見に来た人は、会場で作品を楽しむだけでなく、購入することも可能。日々の暮らしへ手軽にアートを取り入れることができ、大切なレコードを保管するためのケースとして活用が可能だ。
開催内容は、レコードジャケットに制作された絵画・イラスト・写真・ドローイング・コラージュ・ミクスドメディア作品の展示となっている。
「RECORD ART DAY −LP JACKET ART EXHIBITION−」は、4月14日(日)~5月11日(土)の期間、11時~20時で、デザインフェスタギャラリー原宿 EAST館アートピースにて開催。作品販売なしのプレ展示期間は4月12日(金)より。
■「デザインフェスタギャラリー原宿 EAST館 アートピース」
住所:東京都渋谷区神宮前3-20-2