愛知県豊橋市にある手筒花火発祥の地・吉田神社を中心に行われる「豊橋祇園祭」が、7月19日(金)~21日(日)に開催される。
日程は、19(金)18:30~22:00が手筒花火、20日(土)18:00~21:00が打ち上げ花火、21日(日)17:00~19:00が神輿渡御。
吉田神社境内で行われる手筒花火の奉納は、氏子達が己の身を清め、神に忠誠を誓う信仰的儀式。五穀豊穣を祈り、一年の無事と子孫繁栄を願い、神にささげられる花火で、吉田神社で450年以上続けられている。
初日の手筒花火は大小合わせ約350本が、さらに台物といわれるみこし上に設置した大筒花火、乱玉花火が10数台奉納される。手筒花火は節を抜いた約1メートルの孟宗竹に火薬を詰めたもので、花火を揚げる氏子たちが2カ月かけ、自ら竹切り、繩巻き、火薬込めなどを行う。
激しく火を吹く手筒花火を腰で抱え火の粉を浴び、勇壮に放揚される様は圧巻。噴き上がる火柱は約10メートルの高さ、ドーンという大きな衝撃音とともに手筒花火の底が抜け“ハネ”と呼ばれるラストを迎える。
二日目(前夜祭)に行われる吉田神社横の豊川河川敷での打ち上げ花火では、ミュージックスターマイン、金魚花火、打ち上げ花火約1万2000発が対岸や目の前の台船から大音響とともに上げられ、三日目(本祭り)の神輿渡御(みこしとぎょ)では、笹踊りや頼朝行列、饅頭配り、神輿渡御などが古式ゆかしく市内氏子八ヶ町を巡回する。
打ち上げ花火は、1名5000円の有料桟敷も用意されているので、気になる人は早めに確保するのがおすすめだ。
■「吉田神社」
住所:愛知県豊橋市関屋町2
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