3月30日(月)、深川製磁のティー&ギャラリー「FUKAGAWA SEIJI 1894 ROYAL KILN&TEA(フカガワセイジ 1894 ロイヤルキルン アンド ティー)」が東京ミッドタウンにオープンする。
有田焼の老舗窯元・深川製磁
深川製磁は、1894年に日本の磁器発祥の地・有田で、深川忠次が創設した老舗窯元だ。伝統的な染錦技法を用いながら有田焼のデザインをモダン化し、これまでの有田焼のデザインにはない朝顔や紫陽花、富士山などのモチーフを、19世紀フランス・パリのジャポニスムなデザインと融合し、従来の有田焼のデザイン様式を一変させる独自の「深川様式」を確立している。
1900年にパリ万国博覧会で金賞を受賞後、従来の有田焼にはないその斬新なデザインは国内外の品評会で評価され、1910年に宮内省御用達を拝命。技術を集結し独自の美観を持った作品は、日本にとどまらず世界中で根強く愛されている。
美しい「フカガワブルー」
深川製磁の魅力は、通称「フカガワブルー」と呼ばれる、独自の「付け濃み(つけだみ)」技法からうまれる染付(藍色)のグラデーションだ。1350度の高温焼成によって生まれる「透白磁」の磁肌と相まって、上品で透明感のある風合いを実現している。
「精巧さのない磁器は、決して工藝と呼ばない」と、成型・絵付・施釉・焼成などの工程毎に熟練した職人たちを集結し、生地生産から釉薬及び絵具の調合、染付、上絵までを一貫生産する工房スタイルをもつ深川製磁。長く使えるよう、手に馴染む形や手触り、最適な重量など、細部まで人になじむ器づくりを徹底している。
新しいスタイルのティー&ギャラリー
今回、日本のデザイン・アートの発信地・六本木に誕生する「FUKAGAWA SEIJI 1894 ROYAL KILN & TEA」では、そんな深川製磁の器を、国内有数の紅茶鑑定士が厳選した高品質な茶葉で淹れた紅茶や、自然派スイーツのパティスリー「shodai bio nature」のパティシエがつくる限定オリジナルチョコレートとともに楽しめる。
“たくさんの人に深川製磁の器に触れて、食とともに体験してほしい”という想いから誕生する新しいスタイルのティー&ギャラリー「FUKAGAWA SEIJI 1894 ROYAL KILN&TEA」で、伝統とモダンが調和する柔らかく心地よいひとときを体感してみては。
■「FUKAGAWA SEIJI 1894 ROYAL KILN&TEA」
住所:東京港区赤坂9丁目7-4東京ミッドタウン ガレリア3F