不登校やひきこもりのニュースを目にする機会が増えている。
そんな若者たちの居場所づくりと、社会への第一歩を支援することを目的とした引きこもり支援の職業体験校「101カレッジ」が、長崎県西海市に4月15日(水)より開校する。
農漁業やプログラミングをゼロから学べる
「101カレッジ」は、“農漁業やプログラミングをゼロから学べる、6カ月伴走型の職業体験校”だ。
同校では授業やテストは行わず、農漁業・プログラミング・機械工・ショコラティエなどの短期職業体験を通じて、自分の得意なことを見つけていくというスタイルだ。なかには、無人島・田島で、海やツリーハウスで自由に遊んだり、無人島インストラクターの指導のもと、来島者への火おこしワークショップを実施したりなど、自然体験の仕事を学ぶ機会もあるという。
やりたいことを見失っている人にとって、きっと有意義な時間となるだろう。
生活習慣も改善!修了まで一貫サポート
不登校など、家にひきこもりがちになると、昼夜が逆転しがちで生活リズムが乱れてしまうことも多い。同校では自然体験と共同生活を通し、心身のリズムを整えることを大切にしている。
計画的に生活できるようになり、やりたいことの方向性が決まってきたら、3カ月のインターンシップというかたちで技術の基礎を学び、修了制作発表会を経て修了となる。修了生は「101カレッジ」が持つ就職ネットワークを通じて、就職先を探すことが可能だ。
参加条件は、高校卒業済み、かつ25歳以下の人で、定員は10名となっている。授業料は無料だが、食費や家賃などの生活実費として8万円/月が必要となる。
日本の社会課題として深刻化している不登校やひきこもり。思い切って環境を変えてみたいと思っている人は、「101カレッジ」の取り組みをチェックしてみては。
■「101カレッジ」
住所:長崎県西海市西彼町亀浦郷727