熊本のクリエイター集団「BRIDGE KUMAMOTO(ブリッジクマモト)」によって開発された、“ごみを見る万華鏡”『REF(レフ)』が4月21日(火)~5月20日(水)の期間限定で販売されている。
熊本地震をきっかけに社会課題に挑戦
『REF (レフ)』は、クリエイター・佐藤かつあき氏を中心に設立された「BRIDGE KUMAMOTO(ブリッジクマモト)」が開発したものだ。
同団体は、熊本地震被災地のブルーシートを回収・裁断・洗浄してトートバッグに生まれ変わらせた『BLUE SEED BAG(ブルーシードバッグ)』や、阿蘇大橋再建の願いを込めたあやとり紐『BRIDGE AYATORI(ブリッジアヤトリ)』などの熊本復興プロジェクトを手がけている。この活動をPARCOが応援し、同社がCAMPFIREとともに展開するクラウドファンディングサイト「BOOSTER」で販売されることになったという。
今回の『REF(レフ)』は、その第3弾となる、新たな「社会課題解決への挑戦」だ。
無数のごみを無数の花へ
毎日無意識に生み出してしまうごみは、鼻を突く悪臭と、海をも覆い隠すほどの“ごみの山”となっていく。その想像を超える光景に直面し「無数のごみを無数の花」に変えたいという同団体の想いから、“ごみを見る万華鏡”『REF(レフ)』が誕生した。
ごみを鑑賞の対象物として再利用することで、日常の身近なごみ問題に目を向けられるソーシャルグッドなアイテムだ。さらに、同商品の売上の10%がごみ問題等の環境保護活動に還元される。『REF(レフ)』2880円(税込・送料込)の1個あたりの還元額は、国民一人あたりの約1週間分のごみ処理費用に相当するそうだ。
好みのごみ?!を入れて風景を見てみる
同商品は、長さ16cm、直径約3.6cm、重さ約55gで、再生プラスチックやアクリルミラーなどの素材でできている。パッケージには再生紙が使われ、覗く対象は「ごみ」という、とことん環境に配慮したアイテムだ。
覗く「ごみ」は自分で入れ替えが可能で、クリアな構造なので「ごみ」と一緒に風景も見ることができるから、「ごみ」が作り出す景色は無限大だ。
簡単な構造なので子どもと一緒に組み立てられ、一緒に遊ぶのはもちろんのこと、ワークショップの教材にも使えそう。
自分たちが捨てた「ごみ」を万華鏡で見ることで、美しさを感じるとともにごみ問題を考え直してみよう!