ファッションの歴史や世界の名デザイナーに興味がある人へおすすめ!
兵庫県にある「神戸ファッション美術館」では、ニューヨークで活躍するキュレーターが選んだ所蔵作品を展示する「Treasures of Fashion ヴァレリー・スティールの審美眼」を5月19日(火)~8月30日(日)の期間、開催する。同展は、新型コロナウイルス感染防止のため会期が延期されていたものだ。
ファッション界で活躍する名キュレーター
「神戸ファッション美術館」は、ファッションをテーマにした公立では日本初の美術館で、多彩なアートを紹介するイベントや貴重な収蔵品の展示会などを行っている。
同展は、キュレーターとして名高いヴァレリー・スティール氏がセレクトした同館の所蔵作品約150点展示。18世紀のロココから現代までの西洋のドレス、ファッション写真などが揃う。
ヴァレリー氏は、ファッションを扱う教育機関として世界的に有名なニューヨーク州立ファッション工科大学の併設ミュージアムで、ディレクター兼チーフキュレーターを務めており、ワシントンポスト紙でも「ファッション界で最も聡明な女性」と称されている。
ファッションの歴史をたどるコレクション
同展は、テーマごとに4つの章で構成され、第1章では「ROCOCO ロココ」をテーマに18世紀フランスの華麗な宮廷衣装が展示されるほか、
「CHANEL & Her Rivals Part1 シャネルと彼女のライバルたち Part1」と題した第2章では、「シャネル」のイブニングドレスや、
「クリスチャン・ディオール」の作品など、シャネルと、彼女のライバルだった男性デザイナーたちの作品が並ぶ。
このほか、日本の衣装が西洋のファッションに影響を与えたとされる1920年代に発表された作品や、
華やかで貴重なファッション写真の数々が展示される。
「Treasures of Fashion ヴァレリー・スティールの審美眼」の入館料は、一般は1000円、65歳以上と大学生は500円、高校生以下は無料となっていて、小学生以下は保護者(大学生以上)同伴で鑑賞できる。なお、同館では新型コロナウイルス感染防止対策を実施しており、当初予定していた「関連イベント」は、すべて中止となっている。
「神戸ファッション美術館」でファッション、アート、デザインの貴重なコレクションを堪能してはいかが?
※おでかけの際には十分な感染症対策をお願いいたします。