子どもの頃から、私たちにとって身近なお菓子といえばキャンディ。怒ったり泣いたりしていても、キャンディをひとつ口に入れれば、誰もがニコニコ笑顔になるもの。
宝石のような「PAPABUBBLE」のキャンディ
そんな子どもから大人まで幅広い人に愛されているキャンディを、まるでアートのように進化させたのが、バルセロナ発祥のアートキャンディショップ「PAPABUBBLE(パパブブレ)」のキャンディ。
職人がひとつひとつ丁寧に作り上げる宝石のようなキャンディはカラーも豊富で、見た目にも楽しいものばかり。
コロナ禍で大量のキャンディが廃棄の危機
そんな「PAPABUBBLE」のキャンディも、新型コロナウイルスの感染拡大により甚大な影響を受けているという。
同店では、通常月の2~3倍売上があるホワイトデーに向け、職人達がフル稼働でキャンディを作っていたが、ほとんど販売できずに、6月~7月に大量のキャンディなどが賞味期限を迎えてしまうという。このままだと、1トン以上のキャンディを廃棄することになってしまうのだとか。
「PAPABUBBLE」異例の特別価格で販売
こういった状況を考慮し、普段は原則値引き販売を行わないものの、賞味期限を迎えそうな商品を特別価格で販売することを決定。
同店が原則値引き販売を実施していない理由として、いつもの値段で購入した客に対する配慮だけでなく、大変な修行をしながら一生懸命作った職人の作品を投げ売りしたくないという思いがあるという。
今回は、この異常事態をうけ、過去に正規価格で購入した客を対象に、当月賞味期限のキャンディなどを特別価格で販売。購入時に過去の店舗利用の有無は確認しないものの、主旨への理解を求めている。
なお最近オープンした大丸心斎橋店・札幌店・相鉄ジョイナス店においては、全ての客が対象。
対象商品にはシールが貼られており、<黄>180円、<赤>270円、<緑>450円、<青>通常価格の半額(すべて税込)となっている。「PAPABUBBLE」公式オンラインショップでは、フードロスゼロセットを販売中なので、遠方の人はチェックしてみよう。
大量のキャンディを必要としている人を募集
上記以外の取り組みとして、同社では現在“キャンディを必要としている人”を募集している。
当月賞味期限を迎える販売用キャンディだけでなく、賞味期限を迎えていないものの、保存性より美味しさを重視していることから客への提供はできないと判断して破棄されるキャンディがあり、これらの大量のキャンディを必要としている人がいれば、無償にて譲渡するという。
一人ひとりの力を合わせて、この苦しい時期を乗り越えよう!