大阪市の大丸梅田店15階にある「大丸ミュージアム<梅田>」にて、「MINIATURE LIFE展2 田中達也 見立ての世界」が、9月16日(水)~10月5日(月)の期間で開催中だ。
別の物に見立てたミニチュアアート
ミニチュア写真家・見立て作家として活躍する田中達也氏。田中氏は2011年から、日用品とジオラマ用人形をモチーフにして日常にある物を別の物に見立てたアート「MINIATURE CALENDAR」を、インターネット上で発表。
ごはんが大空に浮かぶ雲になり、化粧品は摩天楼になり、クリップが待合室の椅子になる。日常を取り巻くさまざまなモノとミニチュア人形をユニークなセンスで組み合わせて、小さくて不思議なアートを創り出す田中氏の作品は、海外にもファンが多い。
写真作品を掲載しているSNSのフォロワー数は250万人を超え、雑誌やテレビなどのメディアでも広く話題になっているアーティストだ。
日本初公開作品を含め選りすぐりの約120点
今回開催される「MINIATURE LIFE展2 田中達也 見立ての世界」は、国内外各地で大きな反響を読んだ「MINIATURE LIFE展」(大丸梅田店では2017年に開催)が、さらにパワーアップした第2弾。日本初公開となる作品を含め、選りすぐった約120点の写真作品のほか、約50点の実物のミニチュア作品も展示される。
主な作品は、
「お菓子な虹」2019年、
「しばらくここで待ってクリップ」2018年、
「デートはキンチョウする」2017年、
「ハングリーハンター」2017年、
巻き寿司の機関車が線路を走る動くミニチュア作品「SLスシ・ロコモーティブ」2018年など。
隅々まで目を凝らしたくなる完成度の高さと、ユーモアあふれる作品タイトルに、思わずクスっと笑ったり、うなったり。いつもと違う視点で日常を愉快にする、ミニチュアの世界を覗いてみよう!
また会場では、展覧会限定のグッズや作品づくり用のジオラマ、ミニチュア人形も販売されるので、こちらもチェックしてみて。入場料は、一般800円・中高生600円・小学生400円・未就学児は無料。
©Tatsuya Tanaka