10月14日(水)、アクアマリンふくしまの、縄文時代の自然を再現した「わくわく里山・縄文の里」に新たな展示場がオープン!新展示場では、「ニホンアナグマ」と「ホンドタヌキ」を見ることができる。
ニホンアナグマとは?
「ニホンアナグマ」「ホンドタヌキ」は、古くから里山にすむ動物として人々になじみの深い日本の在来種。縄文時代の貝塚からもこれらの骨が発見され、当時から食料として利用されてきた様子がうかがえる。
「ニホンアナグマ」は、体長40〜60cm、体重12kgほどで、日本の本州・四国・九州の人間が暮らしている地域に隣接した里山に生息している動物。ミミズ、昆虫のほか、小型哺乳類、カエル、トカゲ、果実なども食べる雑食性だ。
性格は温厚で、警戒心が比較的弱く、ずんぐりとした体形が特徴。夜行性で、名前のとおり穴掘りを得意とし、複数の部屋を持つ立派な巣穴を作って日中はそこで過ごす。
“同じ穴のムジナ”の由来となった動物
また、「ニホンアナグマ」は山林に巣穴を掘って住みかとするが、その巣穴を「ホンドタヌキ」が利用することもあるという。アナグマは“狢(ムジナ)”とも呼ばれ、ときには同じ巣穴を利用するタヌキもムジナとして混同されることがあり、こうした習性が“同じ穴のムジナ”ということわざの由来であるといわれている。
ニホンアナグマとホンドタヌキを隣接展示
新展示場では、今回新たに「ニホンアナグマ」2頭を飼育。アナグマが巣穴で暮らす様子を観察できるほか、隣接して「ホンドタヌキ」を展示することで、共に里山の自然の中で暮らす習性を紹介する。
なお、はじめは1頭での展示となり、状況により展示開始日が延期になる場合もある。
水族館で「ニホンアナグマ」が展示されるのは日本初!貴重なこの機会に、アクアマリンふくしまに足を運んでみては。
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