オリーブと柑橘の農園「井上誠耕園」から、“超高品質”な「エキストラヴァージン緑果オリーブオイル」が発売中だ。
スペインの提携農園で搾った季節限定オリーブオイル
近年“オリーブの島”として多くの観光客が訪れている香川県・小豆島で、昭和15年から三代に渡って農業を営む同園。初代園主の時代から柑橘とオリーブを育てており、現在は柑橘とオリーブの栽培から加工・販売までを一貫体制で行う。
小豆島で育てるオリーブだけでは一年を通して日本市場にオリーブオイルを供給できないことから、2005年よりスペインでオリーブを有機栽培する農家ルケ家と協力し、晩秋から春にかけて季節限定で「エキストラヴァージン緑果オリーブオイル」を販売している。
オンラインで「収穫・搾油・ろ過」を
ルケ家との提携から15周年の今年は、コロナにより毎年実施している現地渡航による搾油・ろ過が行えなかった。しかし、愛され続ける商品をコロナ禍であっても変わらず提供したいという想いから、通常現地に行って実施しているその年の品質を決める「収穫」「搾油」「ろ過」に関する会議をオンラインで実施することに。
また、毎年11月から翌年5月まで販売している同商品の、最初と最後での品質や味の違いをできるだけなくすため、搾油は収穫後24時間以内に実施し、100トン搾りきるまでにかかる期間を昨年は30日だったところを20日間に短縮するようルケ家に依頼したほか、さまざまな工夫を凝らしたという。
15年の絆があってこそ完成した味わい
その結果、エキストラヴァージンオリーブオイルの定義となる数値をはるかに超える“正真正銘”の良質なオイルをつくることに成功。
定義は酸度0.8%以下、過酸化物価は20以下とされている中、同商品は「酸度0.14%、過酸化物価3.3」で、酸度は非常に低く、この低さは新鮮かつ良質な果実を搾った証だという。また、過酸化物価についても、10以下がよいオイルと言われる中、低い数値である3.3に抑えた。
早摘みならではの辛み・苦みがあるものの、すっきりと爽やかで食べやすい味わいに仕上がっている。
若く、健康な実だけを選りすぐって作る「エキストラヴァージン緑果オリーブオイル」。より若いオリーブオイルのほうが抗酸化作用の強いポリフェノール成分、オレオカンタールの量を多く含み、かつ健康への効果も大きいといわれている。
「エキストラヴァージン緑果オリーブオイル」は、180g/1,944円、450g/4,536円(ともに税込)で、 井上誠耕園直営ショップ、または通信販売で発売中だ。
若草のように爽やかな香りとフレッシュな味わいのオリーブオイルを味わってみては。