“民話の里”遠野の物語を届けるブランド「TONOMADE(トーノメイド)」を手がける富川屋が、「遠野が香るアロマスプレー Sense of Tono」の開発支援資金募集を、1月18日(月)からクラウドファンディングCAMPFIREにて開始した。
遠野の豊かな自然や世界観を香りで身近に
「岩手や東北に行きたい」「故郷に帰りたい」という思いはあっても、コロナ禍でなかなか気軽に移動ができない昨今。
今回同社は、遠くにいてもその土地を近くに感じてもらうために、五感の中でも特に強く脳に訴えかける感覚といわれている“嗅覚”に着目。岩手県・遠野の豊かな自然や世界観を身近に感じ、屋内で過ごす時間やマスクをつけている時間も心豊かに過ごすことのできるような「遠野が香るアロマスプレー Sense of Tono」を開発した。
岩手県奥州市で栽培されたオーガニック米から製造したエタノールや、天然由来の精油など、安心して使える素材を使用。
水の一部には、花巻市で味噌・醤油をつくる佐々長醸造の仕込み水であり工場直売所に湧く、岩手の霊峰・早池峰山の雪解け水を配合している。
オール岩手でつくる新しい岩手のお土産となる同商品。4月からの一般発売予定に向けて、現在支援を募っている。一般販売価格は2500円(税別)の予定。
遠野をイメージした2種類の香りを開発
同商品は、東北の深い山々に囲まれた“民話の里”遠野を2種の香りで表現している。
心安らぐウッディーな香り「深 shin」は、物語の舞台・遠野の奥深い森をイメージした木の香り。青森ひばをベースに、シダーウッドなどの精油をブレンド。まるで森林浴をしているような安心感で心も体もリラックス。
爽快でスパイシーな香り「閃 sen」は、河童や座敷童子の住む民話の里ならではの“目に見ざるもの”との邂逅をイメージした爽快感のある香り。ペパーミントをベースに、愛媛のゆずとスパイス系の香りがアクセント。
ルームスプレーやマスクスプレーとしてのほか、外出前に襟元へプッシュしてフレグランスとしても使用できる。
ホップ和紙のパッケージで体験する開封の儀
香りだけでなくパッケージにも遠野らしさを取り入れていて、遠野市の特産・ビールの原料であるホップの「つる」を使ったホップ和紙を素材に使用。
岩手県立遠野緑峰高校の生徒が、ホップの生産過程で毎年大量に廃棄されていた「つる」を使って開発したという。
元来破れにくい和紙のパッケージを開けるには負荷がかかるが、しっかりと手に残るホップ和紙の手触りも土地を感じるひとつの体験だ。
パッケージの中には、秘された古地図を思わせるリーフレットが封入されているので、あわせて楽しんでみて。