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ユネスコ無形文化遺産・阿寒湖「アイヌ古式舞踊」がリニューアルして公演中

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北海道釧路市阿寒町でアイヌ文化の普及啓発活動に取り組む「阿寒アイヌ工芸協同組合」と釧路市は、阿寒湖アイヌシアター「イコㇿ」の演目『アイヌ古式舞踊』をリニューアルし、3月21日(日)~4月28日(水)の期間で公演を開催している。

イナウを柱に歌・踊り・祈りを再構築


アイヌ文化への注目が国内外から集まるなか、より多くの人にアイヌ文化に触れ、より深く理解してもらうためリニューアルされた新たな古式舞踊は、「阿寒アイヌ工芸協同組合」理事の床州生氏が舞台監督を担当。


事のはじまりの時、アイヌが必ず行う儀式「カムイノミ」で用いられる「イナウ」という祭具をストーリーの柱に、阿寒湖アイヌの歌・踊り・祈りを主題として物語を構築した。

火・水・土・風・太陽を大切に

イナウは、そのものがカムイ(神々)であり、カムイがこの世界に現れるときに捧げる供物や土産でもあり、アイヌとカムイを繋ぎ意思疎通を図るための仲介役とも言われている。阿寒湖アイヌは、人が本当のことを正しい言葉で伝えることに長けていないことを補ってくれるのが、イナウや歌、踊り、祈りであると考え、身近にある火・水・土・風・太陽をカムイとして大切にしている。この5つのカムイとイナウにスポットを当ててたのが、新しくなった『アイヌ古式舞踊』だ。

公演詳細


上演会場となる阿寒湖アイヌシアター「イコㇿ」は、日本初のアイヌ文化専用劇場。

当日入場料は、大人(中学生以上)1,500円・小学生700円。チケットは、「阿寒アイヌ工芸協同組合」HP、阿寒湖アイヌシアター「イコㇿ」窓口、阿寒湖温泉街の宿泊施設、阿寒湖アイヌコタンの各店舗にて販売。同公演は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から減席対応をしている。

阿寒ユーカラ「ウタサ祭り」も放映

また、2月に阿寒湖アイヌコタンで開催し、2万人超えの総視聴者数があった阿寒ユーカラ「ウタサ祭り」のライブセッションやドキュメンタリーの模様が、3月23日(火)にスペースシャワーTVにてオンエアされるので、チェックしてみて。

■「阿寒湖アイヌシアター イコㇿ」
住所:北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉4丁目7-84

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