温泉道場が運営する昭和レトロな温泉銭湯「玉川温泉」が、閉業した近隣銭湯のタイル絵を活用!昭和の日である4月29日(木)に、「銭湯喫茶 玉川テラス」をオープンする。
閉業した銭湯の備品を再利用
2020年3月、川越市で戦後から77年続いた最後の銭湯「旭湯」が惜しまれつつ閉業した。「玉川温泉」は「旭湯」が閉業するとの話を聞いた1年前から、“日本のおふろ文化を後世に残したい”と、店主から備品を譲ってもらい、脱衣場などで再利用してきたという。
そんな活動を知った熊谷市の「朝日湯」の利用者から、“ぜひ熊谷の朝日湯の面影も残してほしい”との声が。川越市「旭湯」と同様に備品を譲り受けることになった。
銭湯には欠かせない『ペンキ絵』も新設
どちらの銭湯にも、昔の職人の手仕事による素敵な「タイル画」があり、それらを何とか残せないものかと考えた結果、手で一枚一枚タイルを剥がし、組み直して一枚の絵のように仕上げているのも見どころ。
このように救出した品々を利用して、玉川温泉の「玉川テラス」を改装し、テラスの壁には銭湯には欠かせない『ペンキ絵』も新設した。
日本で3人しか残っていない銭湯絵師の一人・田中みずきさんの作品で、絵の中には地元ときがわ町の自然と川越市の「旭湯」、熊谷市の「朝日湯」が描かれている。
今後は軽食も販売予定
テラスは新しい“お休み処”として利用することができ、今後は軽食も販売予定。新しい役目として人々を温かく迎える「銭湯喫茶 玉川テラス」で、懐かしい銭湯の面影を探してみて!
■「昭和レトロな温泉銭湯 玉川温泉」
住所:埼玉県比企郡ときがわ町玉川3700
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