かたちの不思議に触れ、作り手の想いを巡り、陶芸にまつわるストーリーを五感で体験できる陶芸体験複合施設「TOKINOHA Ceramic Studio」が、4月22日(木)、京都にオープンした。同地を拠点に活動する新時代のクリエイター達と共に創り上げた、温かで洗練された体験の数々が用意されている。
陶芸を肌で感じ体験し五感で味わえる
2011年に誕生した、生活に寄り添う清水焼ブランド「TOKINOHA」は、実店舗とオンライン販売を通して「陶芸と共にある生活」を提案してきた。
同スタジオは、「作り手と使い手の距離をもっと近く」をコンセプトに、訪れた人が陶芸を肌で感じ、体験し、五感で味わえる新しい空間。単に「器を売る・買う」の販売店を超えて、陶芸の奥深さを全身で味わい、「作る」についての新たな発見を持ち帰ることができるような、そんなユニークな体験が用意されている。
素材を感じるショップ空間
ショップスペースでは、「TOKINOHA」の器を扱う。清水焼の産地ならではの購入体験が可能なスペースを目指しており、器の原料や製造工程、職人が器を作る工房内部を直接覗くことができる。
また、“ものづくりの工房は閉鎖的で雑然としている”というイメージを払拭し、明るく開放的な工房空間をデザインした。
「たったひとつ」の器をオーダー
同スタジオ2階には、会員限定の特別な空間が。これまで「TOKINOHA」で実験を重ね、アーカイブしてきた500点以上の器が並ぶ。会員は、職人と丁寧な対話を重ねながら、それらの色や形を組み合わせ、自分だけの器をセミオーダーすることができる。
また、同スタジオ内に設けたフードスタンドには、陶芸にまつわるストーリーを味に翻訳した、オリジナルメニューが登場。陶芸スタジオならではの「器を味覚で味わうためのフードメニュー」が楽しめる。
多種多様な陶芸プログラム
あらゆる“作りたい”に寄り添うプログラムも登場。趣味として気軽に陶芸を始めたい人や、本格的に陶芸職人を目指したい人に向けた「継続プログラム」、京都観光がてらに手軽に体験できる「1DAYプログラム」の2種類を用意している。
「1DAYプログラム」では、根強い人気の「ろくろ体験」や、その場で釉薬を選び器を焼きあげる「楽焼体験」など、未来の作り手から観光客まで、様々なニーズに寄り添っている。
「TOKINOHA Ceramic Studio」で五感を解放して、「作る」ことに新たな想いを馳せてみては。
■「TOKINOHA Ceramic Studio」
住所:京都市山科区川田清水焼団地町8-1
※営業状況が記事の掲載時と異なる場合があります。ご利用時には公式HPなどで最新情報のご確認をお願いします。