日本初の国産盲導犬チャンピイを育成した「アイメイト協会」は、5月15日(土)・16日(日)、アイメイト発祥の地である練馬区のCoconeriホールにて、盲導犬啓発イベント「盲導犬(アイメイト)って知ってる ~練馬から日本を変えたパイオニアの物語~」(通称:アイメイトの歩み展)を開催する。
練馬区から始まった日本の盲導犬事業
練馬区関町にある「アイメイト協会」は、アイメイト育成や視覚障害者への歩行指導を通じて視覚障害者の自立支援を行い、社会参加を促進している団体。国産盲導犬第1号のチャンピイを育成した塩屋賢一氏が創設し、1957年にチャンピイと河相洌さんによる「国産盲導犬第1号ペア」を送り出して以来、これまで延べ1,404組(2021年4月27日現在)のペアを送り出し、2022年には65周年を迎える。
人と犬とが協同で安全な移動を実現
アイメイト協会出身の犬は、「盲導犬」ではなく「アイメイト」と呼ぶ。アイメイト歩行は、十分に歩行指導を受けた視覚障害者の指示を受け、人と犬とが協同で安全な移動を実現する。その主体はあくまでも人にあるため、「アイメイト協会」では“私の愛する目の仲間”という意味を込めアイメイトと呼んでいる。
パネル展示でアイメイトについて学ぶ
「盲導犬(アイメイト)って知ってる ~練馬から日本を変えたパイオニアの物語~」では、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、来場者が静かに学ぶことができるよう新たに展示用パネルを制作。
現役アイメイト使用者へのインタビューや歴史、
さらには、子供向けパネルや支援の方法なども紹介する。
クイズも用意されており、アイメイトについて分かりやすく理解を深められるようになっている。このほか、DVD上映や立体展示なども行われる。
■「Coconeriホール」
住所:東京都練馬区練馬1丁目17−1
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