喜界島サンゴ礁科学研究所は、サンゴ礁科学の最新情報や研究成果などを伝える情報誌をリニューアル!リニューアル号『KIKAIREEFS 〜人とサンゴと地球の未来〜 14号「サンゴの島で出会う」』が、6月8日(火)の「世界海の日(World Oceans Day)」に合わせて発行された。
サンゴの研究について知ることができる
『KIKAIREEFS』は、過去から現在の地球環境の記録が詳細に閉じ込められている喜界島を研究拠点としている喜界島サンゴ礁科学研究所の研究成果や活動のほか、同所に所属する研究者や学生によるコラムを掲載している季刊誌。大人から子供まで、サンゴや研究について知識がある人もない人も楽しめる内容だ。
特設サイトより登録した人へ無料で配信をしている。
14号「サンゴの島で出会う」
リニューアル号となる14号では、写真家の大杉隼平氏による撮り下ろし写真を表紙に使用し、大杉氏と同所理事長・渡邊剛氏によるサイエンス×アートのスペシャル対談「喜界島で出会った科学者と写真家。“本物”の“記憶”を100年後にに残す。」を掲載。
また、礼文島と喜界島で文理の枠を超えたコラボレーション研究の報告、研究者による最新の研究成果やレポートなど、「サンゴの島で出会う」を軸に様々なテーマのコーナーを展開している。
“100年後に残す” 未来への手紙
リニューアルにあたり、同所所長・山崎敦子氏は、「私たちは、希少な自然環境と豊かなサンゴ礁生態系に囲まれた奄美群島・喜界島で、人と地球が共生する方法を最先端のフィールドサイエンスと、それを活用した次世代の教育により探求し、日本及び世界に向けて発信をしています。私たちの理念である“100年後に残す”を目指し、研究所に集う人たちの活動を100年後にも残せるように、『KIKAIREEFS』にはそんな想いが込められた私たちからの未来への手紙です。」とコメントしている。