青春出版社から、書籍『色の名前の日本史』1,078円(税込)が、6月10日(木)に発売。
四季を楽しむ全138色を色見本付きで取り上げ、色にまつわる歴史的な逸話や染材などを紹介する一冊となっている。
自然の中にある色彩
青い空、白い雲。春には多彩な花が咲き、夏になれば木々の緑が濃くなる。衣服や陶磁器、鎧兜などの武具に至るまで、万葉以前の古から、日本人は美しい自然の中にあふれる様々な色彩を取り入れて、色を表現してきた。
同書では、数多くの伝統色を取り上げ、それにまつわる歴史的な逸話や染材などを紹介。著者は、歴史作家・染織文化研究家の中江 克己氏。
伝統色の歴史的な逸話や染材などを紹介
紹介している色の例を挙げよう。
「春の章」では、“赤、薄赤、黄系の色”として、赤・茜・緋・紅・韓紅・朱など。
「夏の章」では、“緑、青、薄青系の色”として、緑・紺・夏虫色・草色・青緑など。
「秋の章」では、“茶、橙系の色”として、茶色・橙・朽葉・鳶色・肌色など。
「冬の章」では、“紫、無彩色系の色”として、紫・江戸紫・藤色・白・黒など。
それぞれ四季を楽しむ全138色を、色見本付きで掲載。この一冊の中に、日本人が追い求めてきた美の世界が広がっている。
日本の風土や四季に根付いた美しい色たち。色を通じて、日本人の感性や歴史に思いを馳せてみたい。
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