長野県塩尻市は、初の試みとして、7月31日(土)に「おうちで楽しむオンライン塩尻夏まつり」を開催する。
塩尻市の“夏の3大イベント”
長野県塩尻市には夏の3大イベントといえる行事がある。
45年の歴史がある「塩尻玄蕃まつり」は、塩尻で伝えられている“狐の玄蕃之丞伝説(ゲンバノジョウデンセツ)”から名付けられた、狐を模した踊りで市内商店街を練り歩くお祭り。
69年の歴史を誇る「高ボッチ高原観光草競馬大会」は、標高約1,600mの国内最高地にある「高ボッチ高原」の草競馬場で開かれる草競馬大会で、子どもの乗る小さなポニーや迫力あるサラブレッドなどさまざまな馬が競い合う。
「小坂田公園納涼花火大会」は、小坂田池の湖上で開く水上スターマインなど、間近で迫力ある音とともに花火が打ち上げられる、53年続く花火大会。
いずれも昨年度は、新型コロナウイルスの影響で惜しまれつつも中止になった。
「広丘夏祭り」も含めた一大イベント
今なお全国的にも対面でのお祭りやイベント開催が中止となるなか、同市では、多くの市民から惜しまれる声がある中で「子どもたちに夢と希望を」「伝承と文化を盛り上げる」という熱い想いのもと、今年の塩尻市の夏を彩る一大イベントを企画。
3大イベントと、今年中止となった本市の広丘地区における夏の風物詩である「広丘夏祭り」がスクラムを組んで「おうちで楽しむオンライン塩尻夏まつり」が開催される。同企画はオンラインを活用し、今年の塩尻玄蕃まつりの開催予定日であった7月31日(土)に実施される。
事前配信や花火打ち上げも実施
「おうちで楽しむオンライン塩尻夏まつり」は、7月17日(土)15時~16時に事前配信を実施。市内飲食店のテイクアウト特集をFacebookなどでライブ配信する。
31日(土)当日の18時からは、視聴者参加型でお祭りを実施し、地方ケーブルテレビでも中継予定。また、市内のどこかで花火を打ち上げることも企画しているというので、お楽しみに!