東京・銀座の老舗煎餅屋「松崎商店」は、銀座5丁目から4丁目に本店を移し、煎餅の再構築と地域交流をテーマに、イートインスペースを設けたオフィス併設型の新店舗を開業。「MATSUZAKI SHOTEN」を、7月21日(水)にオープンする。
スペースが広い新店舗への移転
松崎商店は、文化元年(1804年)、芝魚藍坂にて創業し、慶応元年(1865年)に銀座へ店を移し200余年。卵をたっぷりと使用し、心を込めて焼き上げたこだわりの瓦せんべいは時代を超えて愛されている看板商品だ。
今回、新型コロナウイルス感染拡大の影響を踏まえ、今まで創ってきた商品を一挙集約させ、スペースが広い新店舗への移転を決定。物販スペースにイートインスペースを併設した新店舗を開業する。
歴史とモダンを融合した店舗デザイン
昭和39年の東京オリンピックの年に設立した松崎ビルで使用していたテーブルをリメイクし、
店舗入口には遊び心のあるネオンを設置するなど、歴史とモダンを融合させた個性的でユニークな雰囲気を演出している。
屋号も「銀座 松崎煎餅」から「MATSUZAKI SHOTEN」へと変更し、煎餅を軸とした新たなエンターテイメントを創造していく。
時代に合わせた商品が登場
今回のオープンに合わせ、「ぎんざ空也 空いろ」のあんこを使用したものなど、時代に合わせた新商品が登場する。
「松崎ろうる with ぎんざ空也 空いろ」385円は、あんこと天然着色料で色付けした白玉を、柔らかい瓦せんべいに挟んだ新感覚の煎餅スイーツ。
天然氷を使用した抹茶味のかき氷に、あんこと天然着色料で色付けした白玉をトッピングした「宇治金時」825円は、夏季限定で、氷がなくなり次第販売終了となる。
MATSUZAKI SHOTENにて先行販売される「大江戸松崎 天着三味胴」全12種/各162円は、定番の瓦せんべいに天然着色料で描画。日本の四季を連想させるパステルカラーのイラストが特徴だ。
またコーヒーなど、イートインメニューと併せて楽しめる、瓦せんべい付きのドリンク550円~も用意。環境に優しい紙コップを採用している。
銀座のサードプレイスとして街の発展に貢献
新店舗では、煎餅を片手に愉しむユニークなイベント「ぎんざ de ないと」を不定期で開催するなど、人々が繋がり、新たな価値が生まれる機会を設け、銀座のサードプレイスとして街の発展に貢献していく。
また、ニューノーマル時代に合わせたオフィシャルサイトも同時OPEN。コラム「ぎんざ no こと」では、歴史が息づいたこの場所で活躍する人や体感して欲しい街の魅力を発信していくという。
■MATSUZAKI SHOTEN
住所:東京都中央区銀座4-13-8