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ジビエを持続可能な産業に!“狩猟の村、丹波山村”が生んだ「鹿ラーメン」販売開始

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山梨県北都留郡丹波山村(たばやまむら)にて地方創生事業を行うアットホームサポーターズが、村のジビエを生かした鹿の骨や肉を使ったラーメン「タバラーメン」を開発。7月22日(木)から土日祝日を中心に、移動販売が可能なキッチンカーにて村内で販売を開始する。

地域企業と学生の想いが込められたラーメン

“狩猟の村、丹波山村”。同社が手掛ける「タバジビエ」は、山梨県丹波山村で野生鳥獣の捕獲、解体、加工、販売を行うジビエブランドだ。


今回「タバジビエ」では、管理捕獲などで獲られた鹿一頭当たりの有効活用率を上げるため、鹿の肉と骨を使った「鹿ラーメン=タバラーメン」を村内の有志と共同で開発。


東京農工大学で「野生鳥獣の有効活用」をテーマに活動する学生団体「けものみち」がプロモーション活動を担当し、産学共同で作り上げた、新たなラーメンが誕生した。同商品には、過疎地域の活性化や、野生鳥獣の有効活用といった社会課題の解決に取り組む、地域企業と学生たちの熱意が込められている。

害獣の鹿を有効活用

4年前の丹波山村における鹿1頭当たりの平均利用率は約25%だったという。鹿1頭平均45㎏前後だとすると食肉として活用できる部位はたったの11kg程度。それ以外の部分は活用されず、鹿1頭の約3/4は産業廃棄物として捨てられていた。


この状況を打開するために、まずは皮を山梨の伝統工芸品に、内臓は食用に回せる部位は食用に、それ以外の部位はドッグフードに、頭は角をインテリアとして活用したという。

そして今回、骨をラーメンにすることで、約70%が有効利用できることに。タバラーメンは、山間地域にて持続可能な産業を確立し、尊い命を余すところなく使い、新たな食のサービスを社会に提供するという3点を実行し続けた結果から誕生したラーメンだ。

キッチンカーで販売


タバラーメンは店舗を構えず、キッチンカーを村内に設置して販売される。

今後ジビエ料理のニーズが広がってきたら、村内だけでなく都内にもキッチンカーで出向き、多くの人にこの丹波山村の鹿の味を届ける予定だというので、お楽しみに!

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