ガソリンスタンドにおける“無人コンビニ”事業で、大型トラックドライバーの「食」をサポート!
TOUCH TO GO(以下TTG)、三菱商事エネルギー、タツノの3社は、全国のサービスステーション(以下SS)内に、無人決済店舗を設置することを目的とした業務提携契約を締結した。
SSセールスルーム内に無人決済店舗を設置
同取り組みは、SSのセールスルーム内に、気軽に買い物できる小型の無人決済店舗を設置し、食品や飲料、生活用品を販売するもの。同時に、全国のSSに食品等の供給機能を兼ね備えた店舗網の構築を目指す。
9月には、千葉県千葉市の大型トラック向けの大規模SSに、国内で初めて実証実験店舗の1号店をオープンする。
大型トラックドライバーの「食」をサポート
SS業界では働き手の不足から、現状のスタッフで負担なく展開できる、新たな付加サービスが常に求められている。
また大型トラックは、コンビニ・飲食店などに立ち寄りたくとも、駐車できる場所が極めて限定される為、ドライバーは、日頃から食事場所を探すことに苦慮しているという。さらにコロナ禍において、飲食店の営業時間が短縮され、特に夜間の食事場所が限られることがドライバーの健康に関わるとして問題視されている。
3社は、こういった社会問題を解決する「無人決済店舗モデル」の構築に向けた取り組みを開始。
無人決済システムソリューションを提供するTTG、SSの店舗展開や運営コンサルティングを行う三菱商事エネルギー、ガソリン計量機とSS店舗メンテナンスで国内トップシェアを誇るタツノが、それぞれ培ってきた各社の強みを活かし、共同でSSにおける「無人コンビニ事業」の全国展開に取り組んでいく。
新たな店舗モデルの創出
今後の展望として、SSの3つの特徴である「交通の要所にある」「車が入りやすい店舗設計」「休憩施設(サービスルーム)がある」という利点をそのまま活用し、「無人コンビニ事業」を組み合わせた、新たな店舗モデルの創出を目指すという。
今後の動向に注目したい。