群馬・北軽井沢にある「TAKIVIVA(タキビバ)」で、9月19日(日)、20日(月)の2日間、共に地域の未来について考える焚火合宿「きたもっくアカデミー」が開催される。詳細の確認および申し込みは同アカデミー公式サイトから行える。
「地域資源の価値化」と「人が集う場づくり」
群馬に本社を構える「きたもっく」は、浅間山の麓・北軽井沢で広葉樹を中心に自伐型林業を展開。遊休山林や耕作放棄地では植生循環を促す養蜂にも取り組んでいる。木は薪や建築素材に、蜂蜜は食材や加工品として、主に年間10万人が訪れるキャンプ場「北軽井沢スウィートグラス」で活用。「地域資源の価値化」と「人が集う場づくり」とで、持続可能な循環事業を実践している。
2018年には、キャンプ場開業からの四半世紀で得た実感を、コンセプトブック『The future is in nature. ― 未来は自然の中にある。』にして出版した。
焚火の社会的効用と可能性を活用した会場
本社と同じ北軽井沢エリアにある「TAKIVIVA」は、目的をもった集団がその活力を再生するための場づくりをテーマにした“宿泊型ミーティング施設”。キャンプ場の蓄積から学んだ焚火の社会的効用と可能性を活用し、本音で話したくなる場を提供している。
第1回「きたもっくアカデミー」プログラム詳細
プログラムの1日目は、まず13時にチェックイン。13時30分より、「きたもっくアカデミー」第1回のゲスト・大島正幸氏による「心象を建築にする ~心象とアウトプット~」が開かれる。
同氏は「TAKIVIVA」の建築デザインを担当した「ようび」の代表取締役で、国際デザインコンペ「ASIA DESIGN PRIZE」を受賞した同施設の建築、その根底にある思想について、「心象を建築にする」というテーマで掘り下げていく。
その後は「TAKIVIVA」建築ツアー、同氏と「きたもっく」代表・福嶋明美氏の対談と続き、18時より夕食・焚火・対話・自由時間となる。
「ようび」が手掛けた宿泊棟「SHELTER」の名称とコンセプトは、浅間高原に点在する火山の避難施設から着想したという。
2日目は8時より朝食・対話・自由時間。チェックアウトは10時30分だ。プログラム終了後にはオプションプログラムも開催。11時より「きたもっく」の取り組み紹介および事業地の案内。13時からは地産資源を活かしたランチを予定している。
参加料はひとり1泊2日33,000円。2日目のオプションプログラムへの参加は任意で、ランチ付きプラス5,000円となる。プログラムの内容や時間は変更する可能性があるため公式サイトより確認を。
気になる人は、地域の未来について考える焚火合宿「きたもっくアカデミー」をチェックしてみて。
■TAKIVIVA
住所:群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢1990-5647