長野県立美術館は、グランドオープンを記念して、“森”や“水”を題材とした作品から自然と人間の関わりについて考える「長野県立美術館グランドオープン記念 森と水と生きる」を、8月28日(土)〜11月3日(水)の期間で開催する。
選りすぐりの作品が集結
同展示は、新しい収集方針の一つである「自然と人間」をテーマに、ありとあらゆる芸術作品に表現された多面的な自然の姿を展覧。5つの章を通して、絵画や写真などさまざまな方法によって表現された近現代美術の名品を紹介し、今日のわたしたちと芸術、そして自然との関わりを見つめ直す。
「第1章 森と山ーその姿と暮らし」は、フェルディナント・ホドラー《木を伐る人》1910年、大原美術館蔵、
「第2章 森の幻影」は、岡本太郎《森の掟》1950年、川崎市岡本太郎美術館蔵
「第3章 水景へ―人々とその諸相」は、クロード・モネ《睡蓮》1907年、アサヒビール大山崎山荘美術館蔵
「第4章 水の精霊」は、青木繁《わだつみのいろこの宮》[重要文化財] 1907年、石橋財団アーティゾン美術館蔵
「第5章 森と水―息づくものたち」は、日高理恵子《空との距離 XIII》2017年、作家蔵など、全国から選りすぐりの名品が紹介される。
展覧会コラボメニューも登場
また、レストラン・カフェにて展覧会特別メニューが期間限定で提供される。
2F「ミュゼレストラン 善」では、長野を代表する魚「大王イワナ」や長野県産キノコを使用した1日限定10食のランチプレート1,800円(税・サ別)が楽しめる。同展チケット半券を持参すると、ワンドリンク付に。
3F「Shinano Art Café」では、展覧会コラボメニューとして、「森と水と生きる」をテーマとした、期間限定ク レープ「ベリーとブルーキュラソーのクレープ」680円(税込)を販売。
長野県立美術館名品選 第Ⅰ期も同時開催
また、新設したコレクション展示室では、8月28日(土) 〜10月 26日(火)に「長野県立美術館名品選 第Ⅰ期」も開催。信州出身の作家や信州の風景が描かれた作品を中心に形成された同館のコレクションから、選りすぐりの作品約140点を三期にわたって展示する。
第Ⅰ期は、グランドオープン最初のコレクション展を祝して、日本画の大家・菱田春草の《羅浮仙》など同館の「顔」となる43点が並ぶ。県内出身作家の作品は勿論のこと、信州の風景を捉えた作品も必見。
これを機に、「長野県立美術館グランドオープン記念 森と水と生きる」をチェックしてみて。
©Rieko Hidaka, Courtesy of Tomio Koyama Gallery