東洋学園大学「東洋学園史料室」では、同学1号館西壁の陶片壁画“フェニックス・モザイク”「岩間がくれの菫花」竣工60周年を記念したミニ企画展を、11月8日(月)~2022年1月28日(金)の期間開催中だ。
60周年を迎えたフェニックス・モザイク
文京区の本郷通りと白山通りを東西に結ぶ壱岐坂通りに面して、東洋学園大学1号館正面西壁の大壁画フェニックス・モザイク「岩間がくれの菫花」がある。
この作品は、1961年に旧東洋女子短期大学開学10周年を祝し、学園のシンボルとして完成。今年60周年を迎えた。
デザインと制作指導は建築家・今井兼次氏
デザインと制作指導を担当したのは、建築家の今井兼次氏。壁画は、学園にかかわる全ての人の思いを結集したものとするため、タイルに加えて当時の学生、卒業生らが持ち寄った陶器の破片が用いられた。
また、2007年には文京区・文の京都市景観賞「景観創造賞」を受賞するなど、パブリック・アートとして地域にも愛されている。
無料の謎解きイベントも開催
今回のミニ企画展では、今井家が所蔵する今井兼次氏の構想スケッチや、旧校舎解体とともに失われた4作品の保存用断片、その他当時の資料のほか、同学を含め全国5ヶ所にある今井兼次氏の「フェニックス・モザイク群」の他作品の写真も展示。
さらに、11月15日(月)からは、誰でも無料で作品への理解を深めることができる謎解きイベント「フェニックス・モザイクの秘密」も開催される。
同展は予約不要&入館料無料。一般の人は、入館時に1号館1階受付に立ち寄ろう。
『東洋学園大学』( https://www.tyg.jp/exhibition_mosaic/ )
■東洋学園史料室
住所:東京都文京区本郷1‐26‐3 東洋学園大学1号館9階
URL:http://www.tyg-archives.jp/