生命保険を通じて日本の中小企業を応援するエヌエヌ生命保険は、全国の既婚で子どもがいる男性の中小企業経営者515名と中小企業経営者の妻515名を対象に、「いい夫婦の日(11月22日)」に関する意識調査を実施した。
同調査では、従業員2人以上300人未満の規模の「会社経営者(社長、会長、取締役)」または「従業員のいる自営業者」を中小企業経営者と定義している。
夫婦の平日の会話時間の平均は2時間6分
夫婦の平日の会話時間の平均は2時間6分。
話している内容は、「家族について」「仕事について」「食事について」が多かった。
業務に関わっている妻は約6割
夫が経営している会社の業務に関わっている妻は約6割。
また、妻よりも夫の方が、妻が会社のことについて理解できていると感じている。
大半が会社の後継者は決まっていないと回答
大半の中小企業経営者と妻が、会社の後継者は決まっていないと回答。
夫が経営している会社から離脱・引退した場合、継ぎたいと思っている妻は3.5%に留まる。
しかし、妻よりも夫の方が妻に経営者としての能力が備わっていると感じている。
夫婦仲を点数にした際の平均点は71点
夫婦仲を点数にした際の平均点は71点。夫婦仲が平均点以上の中小企業経営者は52.8%が「経営がうまくいっている」と回答した一方、夫婦仲が平均点未満の中小企業経営者は同回答が35.4%と大きな差が見られた。
エヌエヌ生命の小橋秀司氏によるコメント
同調査結果を踏まえエヌエヌ生命カスタマーエクスペリエンス部長の小橋秀司氏は“中小企業における経営者夫婦の仲の良しあしと、会社の経営状態や円滑な事業承継準備の間には、一定程度の相関がある可能性を見ることができたと感じています。大手調査会社のデータに基づく当社の試算では先代社長の逝去に伴う代表者変更時に女性が事業を承継する割合は約4割です”とコメント。
小橋氏はまた、“2020年9月エヌエヌ生命「全国の女性中小企業経営者の意識調査実査調査」では、承継を経て経営者に就任した女性の6割が「自身が後継者になることを以前から想定していなかった」、そして半数近くが「承継は突然だった/(ほとんど)準備期間はなかった」と回答されました。このことに鑑みると、経営者夫婦間で万が一の際の会社経営への影響について話し合っておくことの重要性は決して低いものではないと考えています”とも述べている。
【調査概要】
調査対象:全国の男性の中小企業経営者、中小企業経営者の妻(何れも既婚・子ども有り)
※従業員2人以上300人未満の規模の会社「会社経営者(社長、会長、取締役)」または「従業員のいる自営業者」
サンプル:全国1030名(男性515名、女性515名)
調査方法:インターネット調査
実施時期:10月29日~10月31日
※回答結果はパーセント表示を行っており、小数点以下第2位を四捨五入して算出しているため、各回答の合計が100%にならない場合がある。