日本洋画壇を牽引した三岸好太郎・節子夫婦の出会いから100年を記念して開催中の「貝殻旅行-三岸好太郎・節子展-」の展覧会公式図録を、産経新聞グループのIDサービス「産経iD」で販売する。
2人のプライベートにも迫る一冊
現在、神戸市立小磯記念美術館を巡回中の同展は2022年2月13日(日)の期間まで開催され、翌週の2022年2月19日(土)に開幕する節子氏の故郷、愛知県の一宮市三岸節子記念美術館でフィナーレを迎える。図録は、豊富な作品解説に加え、2人のプライベートにも迫るファン必見の一冊だ。
貝殻旅行-三岸好太郎・節子展-
彗星の如く画壇に現れ、独自のロマンティックな世界を描いた夭折の画家・三岸好太郎氏(1903-34年)。女性洋画家の先駆的存在として苦難の道を切り開いた文化功労者・三岸節子氏(1905-99年)。全国から2人の傑作80点余が集結する「二人展」の開催は、実に約30年ぶり、節子氏の没後では初となる。
特にそれぞれの代表作《のんびり貝》と《さいたさいたさくらがさいた》から絶筆までが共演するのは、同展が初めて。展覧会タイトルにもなった最後の夫婦旅「貝殻旅行」にちなみ、人生の節目となった旅に焦点を当てながら、2人が築いた鮮烈なる絵画世界を紹介する。出会い、愛し、時に憎み、追慕しながら、かけがえのない夫婦となっていく波瀾万丈の「旅路」を、追体験できる展覧会だ。
アルバムをイメージ
全出品作の図版と豊富な解説に加え、好太郎氏の子煩悩ぶりを伝えるプライベートな写真や、能文家でもあった節子氏が語る好太郎氏との秘話などを収録。展示だけでは語り尽くせない、2人の新たな一面にふれる、内容満載の図録に仕上がっている。
同書は、アルバムをイメージした正方形で小ぶりの判型(210mm×210mm)、三岸好太郎氏の筆彩素描集『蝶と貝殻』へのオマージュとなる表紙デザインなど、装丁にもこだわった一冊だ。
同書は「産経iD」(※)にて会員限定特典付きで販売中だ。
気になる人は、「貝殻旅行-三岸好太郎・節子展-」の公式図録をチェックしてみて。
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Photo©MIGISHI